赤いiPhoneの魅力、セキュリティを脅かす動き--Appleニュース一気読み

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 3月22日〜3月27日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

「iPad」、Airやminiはどうなった?-ラインアップ変更で知っておくべき7つのこと
「iPad」、Airやminiはどうなった?-ラインアップ変更で知っておくべき7つのこと

 Appleは3月21日に新製品を発表した。スペックやテクノロジの面から見ると、これまで以上の魅力を放つものを用意──というよりは、マーケティング面で後押しする製品を追加したと強く感じる。

 iPhone 7 (PRODUCT)RED Special Editionは、これまでの酸化被膜処理が施されたアルミニウムボディを真っ赤に染め上げた特別版だ。日本でも赤い新しいボディカラーに対し、大きな反応を示す人をソーシャルメディア上で見かける。

 また、中国では、赤は最も好まれる色だ。iPhoneの販売低迷に対して、スペックや価格といった競争力とは異なる魅力で、人々を振り向かせるまたとないチャンスを作った。

 スペックの刷新はなく、新しいカラーだけを投入することは、毎年最新機種を1つずつ投入するAppleの戦略から大きく変化するものではない。ただ、スマートフォンの性能は成熟しつつある。4年前の4インチというフォームファクターと2年前の最新プロセッサを組み合わせたiPhone SEも、現役モデルとして人気を博していることからも分かる。

 何ができるか、どんなにすごいかという価値観から、何を持ちたいか、という価値観への変化を作り出しながら、Appleはスマートフォン市場でより有利な、もしくは唯一沈没を免れる存在になろうとしているようだ。

新しく投入されるiPad(5th generation)は、9.7インチのディスプレイを備えA9プロセッサを搭載しているが、iPad Air 2やiPad Proから厚みが増し、iPad Airと同じボディへと逆戻りした。しかし32GバイトのWi-Fiモデルで329ドルという価格が武器となる。

 ビジネス市場、教育市場におけるニーズに応える形となった今回の新製品投入は、iPadの販売台数低迷と、納期が大幅に遅れるほど生産が追いついていなかった、矛盾する状況を打開できるのではないか、と考えられる。

 その他、Appleは米国時間3月27日に、iOS 10.3、macOS 10.12.4、watchOS 3.2といったOS群のアップデートを配信した。iOSにはAirPodsをなくした際の手がかりを表示する「Find My AirPods」が搭載され、またmacOSにはiOSに搭載されていた日没後、画面の色温度を下げ、ブルーライトの軽減を行える「Night Shift」、Apple Watchには「SiriKit」や劇場・映画館で邪魔にならないようにするシアターモードなどが搭載された。

 加えて、日本向けには、iPadでSwiftを学べるSwift Playgroundsアプリやその教材の日本語版が登場したほか、Appleを活用した授業運営を行える人材を無償で認定する制度「Apple Teacher」も日本に導入された。これらはiPadの刷新と新学期に合わせた取り組みとして評価できるだろう。

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セキュリティの不安がAppleプラットホームにも

 Appleは、顧客のプライバシーやセキュリティに対して細心の注意を払ってきた。iPadを教育市場に送り込むときのセールストークにも、「あらかじめ組み込まれている高いプライバシー・セキュリティ性能」は必ず盛りこまれる。

 しかし、セキュリティの世界はいたちごっこであることがほとんどで、いくら堅牢な仕組みであっても、なんらか穴が生じ、それに対処してきた。Appleのエコシステムも例外ではない。

 2週間前、WikiLeaksによって、CIAがさまざまなデバイスに対するハッキングツールの開発を秘密裏に行ってきたことが暴露された。例えば映画「スノーデン」を観た人なら、もはや驚きすらなかったかもしれないが、米国の人々の心境は複雑だ。第三国からのサイバー攻撃だけでなく、自国内からもプライバシーを脅かす動きがあることに、より強い確信を持つ必要が出てきたからだ。

 WikiLeaksは流出文書をもとに、CIAがiPhoneやMacBookなどのApple製品に対する侵入ツールを開発していたと主張しており、さらにハッカー集団がiCloudの3億件以上のアカウント認証を盗んだと主張している。

 Appleは、いずれも過去の製品であり、脆弱性に対処済みとのコメントを出している。

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