サムスンは米国時間3月27日、リコールした「Galaxy Note7」を整備済み端末またはレンタル端末として「提供可能な地域で」販売することを検討していると発表した。ただし、少なくとも米国では、このような製品を目にすることはない。
「サムスンは、整備済みのGalaxy Note7を米国でレンタルまたは販売することはない」と、同社の広報担当者は米CNETに対して述べた。
広報担当者はさらに、名称、技術的仕様、価格帯などの製品情報は、端末が提供できる状態になった時点で発表するとした。
サムスンは2016年、看過できないほど高い確率で過熱し発火する問題が検出されたことを受けて、Galaxy Note7を2度リコールし、これによって推定30億ドルもの費用が同社に発生した。2度目のリコール後、サムスンはGalaxy Note7の生産と販売を停止し、それによって同製品は姿を消すはずだった。
27日まではそうだった。
今回の計画は、再利用を目的とした部品の回収と、環境に優しい方法による金属の抽出を含む、3つの計画の一環として発表された。
サムスンの発表は、リコールした430万台もの端末の廃棄方法について環境保護団体が呈する疑問に応えるものだ。例えばGreenpeaceは、2月の展示会Mobile World Congressで開かれたサムスンの記者会見に抗議者を送り込み、回答を求めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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