VAIOは3月22日、5.5型フルHDディスプレイを採用したAndroid搭載SIMフリースマートフォン「VAIO Phone A」(VPA0511S)を発表した。)3月27日13時※より受注を開始し、発売は4月7日を予定している。価格はオープンで、市場想定価格は2万4800円(税別)。
家電量販店、ソニーストア、VAIOストアほか、IIJmio、DMM mobile、BIGLOBE、LINEモバイル、イオンモバイルが販売予定だ。
同社が2016年2月にリリースしたWindowsスマホ「VAIO Phone Biz」と同じアルミの削り出しボディで、長野県安曇野市の工場で出荷前の最終チェックを行う「安曇野FINISH」など日本メーカーとしての安心感と高い信頼性を特徴とする。
OSは、Android 6.0.1。7以上のアップデートに対応する予定はないという。5.5インチのフルHD(1080×1920ドット)液晶、約500万画素のフロントカメラ、背面には約1300万画素のリアカメラを搭載。サイズは幅77.0mm×高さ165.1mm×厚さ8.3mmで、重量は167g。CPUはクアルコム製のSnapdragon 617。メモリはROMが16Gバイト、RAMは3Gバイトで、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetoothは4.2に準拠する。基本スペックはVAIO Phone Bizと同じだ。
microSIM×1、nanoSIM×1(デュアルスタンバイ対応)のDSDSに対応する。なお、microSDカードも使えるが、nanoSIMカードのスロットと共用になるため、同時に使用できずどちらかになる。
デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)に対応することで、たとえば1つは個人契約のSIMを入れておき、もう一つは会社契約のSIMを入れるなど、1つの端末で2つの電話番号を使い分けられるようになった。
NTTドコモの音声通話定額ISMと、MVNOの格安SIMデータを入れて、コストを抑えつつも音声通話もデータ通信もたくさん使う、といった使い方や、公式サポートではないが、国内キャリアのSIMを入れておき、もう一つは海外キャリアのSIMを入れ、国内と海外で抜き挿しをせずに切り替える──といったことも可能になる。
なぜAndroid端末を出すことにしたのか。VAIOは、「最初は競争が激しいAndroidにするよりも、法人向けに注力したかった。出そうと思えばAndroidはいつでも出せる状況にあった。Windows端末は一定の成果があったが、思ったほど市場の拡大スピードが早くない。判断として追加発売することにした」と説明した。なお、VAIO Phone Bizは3月1日から2万9800円へと価格を下げて販売中だ。
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