パワーが強力過ぎて日本での公道走行は違法になりそうだが、世の中にはこんな物を開発する人がいるんだ、という驚きを共有したいので紹介する。
それは、現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中の、自動車をけん引できるほどの力を発揮する電動アシスト自転車「MOAR」だ。
MOARは、市街地やオフロードを走行可能な自転車。3モデル用意されており、出力が500wまたは750wのモーターを搭載する。発生するトルクは、500wモデルが60Nm、750wモデルが160Nm。750wモデルだと、停止状態から乗用車をけん引して動かせるほどのパワーを発揮する。これなら、急な坂道も楽に登れるだろう。
アシスト自転車であり、ペダルを踏むとそのトルクを検知してアシスト力を調整する。アシスト時の最高速度は時速20マイル(時速約32km)に設定されているが、オフロード走行時に限り、最高速度を500wモデルは時速25マイル(時速約40km)、750wモデルは時速28マイル(時速約48km)へ上げられる仕様。
折り畳み自転車でもあるので、通勤に使う場合はオフィスの隅に置いても邪魔にならない。自動車のトランクに積み込んで運び、野山を走るのもよい。
タイヤはかなり太く、前輪と後輪の両方にサスペンションが設けられているので、市街地の段差やオフロードの荒れた路面でも安定走行が可能。明るいヘッドライト、方向指示器、ブレーキランプ、ホーンも備えており、ほかの自動車と混在する状況でも安心だ。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間3月15日12時)でキャンペーン期間は9日残っているが、すでに目標の14倍近い約41万2000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」