自転車は、走行時に二酸化炭素をまったく排出しない点が優れた乗り物。しかし、体がむき出しになるため、酷暑の真夏や極寒の真冬、雨や雪、暴風の際は、修行のように辛いし危険だ。
そこで、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけた、布製ボディに覆われた電動アシスト4輪自転車「PodRide」を紹介しよう。
PodRideは、ベロタクシーなどと呼ばれる、観光地で見かける風防付き3輪自転車に似た乗り物。自動車をデフォルメしたミニカー「チョロQ」のようなデザインが可愛らしい。サイズは長さ180×幅75×高さ145cm、重さは70kg。4輪ではあるが、自転車で入れる道なら問題なく走れる。
ボディとシールドで雨風をしのげるうえ、クッションの効いたシート、エアサスペンション、曇り止めヒータなども装備しており、天候に左右されず快適な自転車ライフが送れそうだ。
4輪のため安定性が高い。着座時の目線の高さは一般的な自動車と変わりなく、運転時の視認性は高い。ヘッドライト、方向指示器、ブレーキランプ、ミラー、ワイパーなどの保安器具も備える。
後部にはラゲッジスペースがあり、日常的な移動や買い物程度の荷物なら問題なく運べる。 荷物カートを取り付けてけん引したり、子どもの自転車を連結させたりすることも可能。
14段ギアと出力250wのモーターで、坂道も無理なく走行できる。最高速度は時速25km。多くの国で免許不要の自転車として利用可能とのことだが、実際に運転する場合は念のため法律を確認しよう。
実働プロトタイプは完成済みで、開発者は組み立てキットを量産して販売する計画。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間4月14日14時)で集まった資金はまだ743ドル。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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