米Yahooは米国時間3月13日、Verizonへの事業売却の完了をもって最高経営責任者(CEO)のMarissa Mayer氏が退任、その後Altabaと名称を改め、Alibabaと日本のヤフーの株式を保有する新会社はThomas McInerney氏が引き継ぐことを明らかにした。
米Yahooが米証券取引委員会(SEC)へ提出した書類によると、Mayer氏は、現金300万ドルと現行市場価格で約2000万ドル相当の株式、合わせて2300万ドル相当の退職金を受け取ることになる。Mayer氏とYahooの最高財務責任者(CFO)Kenneth Goldman氏は、いずれも事業売却が完了するまで経営の指揮を執る。
総額44億8000万ドルの事業売却は、2017年6月までに完了する見通しだ。新CEOとなるMcInerney氏は、2012年からYahooの取締役に名を連ね、最近ではIACのCFOを務めていた。
Yahooの中核事業のみを買収するVerizonに、Mayer氏が今後どのような形で関わるのかは不明だ。Yahooが大規模ハッキング攻撃を受けたことを理由に、Verizonは買収価格から9億2500万ドルを減額するよう求めていたが、最終的には3億5000万ドルの値引きで合意した。
Mayer氏は、売却後にVerizonに雇用されなかった場合に、前述の退職金を受け取ることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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