Googleは、ウェブを通じて「macOS」搭載デバイスを標的にしているマルウェアに対して、「Chrome」の防御機能を強化しようとしている。
Googleは数年前から、「Windows」版Chromeの設定が勝手に変更されないようにしてきた。今回、同様の機能をmacOS版Chromeにも追加する。Appleのデスクトッププラットフォームを標的にしたマルウェアやアドインジェクターに対処する取り組みの一環だ。
macOS向けマルウェアに対抗するGoogleの計画には2つの要素がある。第1の要素は、最近リリースされた「Chrome Settings API for Mac」で、「Chrome 56」に搭載された。第2の要素はGoogleの「セーフブラウジング」技術で、ユーザーが既知の疑わしいサイトを訪問しようとすると、ブラウザ内で警告を表示する。
Googleが説明しているように、この「Settings Overrides API」は、拡張機能がChromeの一部の設定を上書きする方法を提供する。ただし、その場合もChromeの設定はユーザーが制御できるようにしている。
Mac用APIは将来的に、「現在のWindows版と同じように、Mac OSXでChromeの設定を変更する唯一の公認経路」になる、とGoogleは述べている。同社は2014年、Windows版Chromeにこうした制限を加えた。
また、Googleは開発者に対し、Chromeの設定を変更できる拡張機能は「Chrome Web Store」で提供されているものに限られるとして注意を促している。
Googleは今後、セーフブラウジングを利用して、こうしたルールを無視しようとするソフトウェアにアクセスしないようユーザーに警告する。
セーフブラウジングの主な対象となるのは、ユーザーが望まないアドインジェクションや、Chromeのユーザー設定の改ざんだ。後者の具体例としてスタートページやホームページ、デフォルト検索エンジンの改ざんがある。
「2017年3月31日以降、APIを介さずにChromeの設定を変更しようとするソフトウェアについて、Chromeとセーフブラウジングがユーザーに警告するようになる」とGoogleは述べている。
こうした変更により、macOSユーザーは、危険なサイトの閲覧や、危険なファイルのダウンロードをしようとした場合に、警告を目にすることが増える可能性があるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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