「くらべ地図」は、2つの地図を並べて表示し、距離を比較できるサービスだ。ある地域における地点間の距離が、別の地域ではどこからどこまでの距離に相当するのか、地図を拡大縮小しながら手軽に把握できる。
サイトを開くと左右にGoogleマップベースの地図が表示されている。デフォルトでは左が京都駅、右が東京駅を中心としたエリアになっており、検索ボックスに地名を入力することで、特定のエリアに変更できる。左右の地図は同縮尺になっており、左の地図を拡大縮小すれば右の地図も同じ縮尺を保ったまま拡大縮小されるので、地点間の距離を容易に比較できるというわけだ。
地図を動かす場合は少々コツがいる。左の地図を動かすと右の地図も連動して同じ方向に動くので、右の地図が正しいエリアを表示している際に左の地図を動かすと、右の地図も同じ方向に移動し、エリアがずれてしまう。こうした場合、まず左の地図を動かして目的のエリアを表示したのちに、右の地図を動かし、正しいエリアを表示させるとよい。右の地図は位置の調整の際にだけ動かすのが、使い方のコツといえるだろう。
やや厄介なのは、左右の縮尺がずれてしまった場合だ。場所の移動と同様、縮尺についても右の地図は左の地図と連動せずに単体で変更できるため、うっかり右の地図の縮尺を変えると左右の地図で地点間の距離を比較できなくなってしまう。この場合、マップ右下のルーラを見て手動で縮尺を調節する方法もあるが、ページごとリロードして縮尺をリセットしたほうが確実だ。これについては、縮尺がずれた際にワンクリックでリセットできるボタンなどは欲しかったところだ。
以上のように操作方法にはややクセがあるが、「連動して動かす場合は左の地図が基準、別々に動かす場合は右の地図が基準」とさえ覚えておけば、あとは使っているうちに慣れてくる。なお「使い方」のページには、「マンハッタンと青山一丁目」「筑波大学と東京大学」「ウユニ塩湖と東京」などのサンプルデータが登録されているので、眺めるだけであればこちらもおすすめだ。
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