英Raspberry Pi財団は、小型コンピューティングボードの新モデル「Raspberry Pi Zero W」を発表した。Wi-FiとBluetooth機能が追加され、価格は10ドル。
2015年11月には、エントリーレベルの「Raspberry Pi」として「Raspberry Pi Zero」が5ドルで発売された。あまりに低価格だったことから、Raspberry Pi財団のオフィシャルマガジン「MagPi」の付録として無料で配布されたほどだった(ただし部数に限りがあったので早い者勝ち)。それ以来、この小型基板は小型アーケードキャビネットから電動スケートボードにいたるまでのあらゆるプロジェクトに使用されている。しかし、このようなプロジェクトの多くで無線接続が必要なため、無線ドングルを追加しなければならず、それがRaspberry Pi Zeroよりも高くつく可能性がある。
新しいRaspberry Pi Zero Wは、「Raspberry Pi 3 Model B」と同じCypressの無線チップ「CYW43438」を使用して、802.11nの無線LANとBluetooth 4.0に接続する。
Raspberry Pi財団によると、この基板用に新しい公式の射出成形ケースも提供するという。
新しい基板は現地時間2月28日より、各Raspberry Pi Zero販売業者から発売されるとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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