Wi-Fi/Bluetooth対応の「Raspberry Pi Zero W」--幅広いニーズに対応

Steve Ranger (ZDNet UK) 翻訳校正: 編集部2017年03月01日 08時10分

 英Raspberry Pi財団は、小型コンピューティングボードの新モデル「Raspberry Pi Zero W」を発表した。Wi-FiとBluetooth機能が追加され、価格は10ドル。


提供:Raspberry Pi Foundation

 2015年11月には、エントリーレベルの「Raspberry Pi」として「Raspberry Pi Zero」が5ドルで発売された。あまりに低価格だったことから、Raspberry Pi財団のオフィシャルマガジン「MagPi」の付録として無料で配布されたほどだった(ただし部数に限りがあったので早い者勝ち)。それ以来、この小型基板は小型アーケードキャビネットから電動スケートボードにいたるまでのあらゆるプロジェクトに使用されている。しかし、このようなプロジェクトの多くで無線接続が必要なため、無線ドングルを追加しなければならず、それがRaspberry Pi Zeroよりも高くつく可能性がある。

 新しいRaspberry Pi Zero Wは、「Raspberry Pi 3 Model B」と同じCypressの無線チップ「CYW43438」を使用して、802.11nの無線LANとBluetooth 4.0に接続する。

 Raspberry Pi財団によると、この基板用に新しい公式の射出成形ケースも提供するという。

 新しい基板は現地時間2月28日より、各Raspberry Pi Zero販売業者から発売されるとしている。

Raspberry Pi Zero Wの仕様

  • 1GHzのシングルコアCPU
  • 512MバイトのRAM
  • Mini-HDMIポート
  • Micro-USB On-The-Goポート
  • Micro-USBポート(電源用)
  • 40ピンHAT互換ヘッダ
  • コンポジットビデオ/リセットヘッダ
  • CSIカメラコネクタ
  • 802.11n無線LAN
  • Bluetooth 4.0

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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