アクトビラがWOWOWの子会社に--映像配信など事業は継承

 アクトビラは2月24日、主要株主が現在のパナソニックとソニーネットワークコミュニケーションズから、WOWOWに異動すると発表した。3月31日付けで、アクトビラの株式の一部である11万6669株がWOWOWに売却され、主要株主を異動する。アクトビラは同日付で引き受け先をWOWOWとする第三者割当増資を実施する予定。これによりWOWOWはアクトビラ株式の75.71%にあたる15万5885株を取得し、アクトビラを子会社化する。

 異動後の株主構成は、WOWOWが75.71%、パナソニックが9.23%、ソニーネットワークコミュニケーションズが7.29%、ソニーグループが1.94%、シャープが1.94%、東芝が1.94%、日立コンシューマ・マーケティングが1.94%になる。

 アクトビラがこれまで実施していたVOD事業と企業向け事業は引き続き継続する。WOWOWの子会社になることで、テレビで映像を楽しむ顧客に対して、IP伝送によるブロードキャスティングサービスのプラットフォーム提供ができることになると期待しているという。

 アクトビラは、2006年にパナソニック(当時の松下電器産業)、ソニー、シャープ、東芝、日立製作所といったテレビメーカーが出資し、立ち上げた。映像配信サービスやデジタルテレビ向けのポータルサービス事業を担っている。

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