子育てをして一番大変なことは、四六時中とにかく目を離せないこと。ハイハイするようになると何を口に入れるか分からないし、階段から落ちるかもしれない。立ち上がれば、窓から身を乗り出さないかと心配だ。寝ているときも、寝返りや吐き戻しで窒息する危険があり、安心できない。保育園などでは、預かっている子どもたちの寝息を5分ごとに確認するほどだ。
そんな子育ての負担を少しでも軽減するため、赤ん坊が正常に呼吸しているかなどを見守れるベビーモニター「Raybaby」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Raybabyは、0歳から3歳程度の乳幼児を対象としたベビーモニター。センサで呼吸や睡眠の状態を監視し、異常を検知すると、無線LAN(Wi-Fi)経由で保護者などのスマートフォンに警告を通知する。睡眠中の窒息事故を防ぎ、気管支炎や喘息(ぜんそく)などの兆候を発見できる。
ほかのベビーモニターとの違いは、呼吸のようすを電波によるレーダーで計測するセンサ。これにより、子どもの体にセンサを装着する必要がなく、離れた棚の上に置いたり、手の届かない壁に取り付けたりして使える。6GHzから8.5GHzと7.25GHzから10.2GHzの電波を使い、最大2.5m離れた場所からの計測が可能。呼吸数を98%の精度で測れるという。
さらに、Raybabyは子どもの睡眠状況も確認し、目覚めたり寝返りを打ったりすると通知してくれる。また、搭載しているカメラは暗い部屋でも子どものようすを確かめられるので、夜も安心だ。
動作に必要な電力はコンセントから得るが、停電に備え非常用バッテリを内蔵している。そのため、電力が供給されない状況でも、3時間以上の監視が可能。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月17日まで。記事執筆時点(日本時間2月22日15時)でキャンペーン期間は23日残っているが、すでに目標金額5万ドルを大きく上回る約8万ドルの資金を集めている。
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