サムスンは「Galaxy Note7」を改修して再販することにより、収益損失を最小限に抑え、環境コストの発生を防ぐ計画だと韓国メディアが報じている。
同社は、バッテリ容量を元の3500mAhよりも小さくする予定だと、韓国経済新聞が報じた。
この製品は、主にインドやベトナムなどの新興市場で販売される予定だが、サムスンは「Galaxy Note8」を発売する前に韓国で販売することも検討している可能性がある。
韓国経済新聞によると、関連部門によるNote7の改修は5月までに完了する予定で、早ければ6月にも同端末の販売が開始される見込みだという。バッテリ容量は3000~3200mAhになるとみられている。
中核的なコンポーネントは再利用されるが、ケースは新しく製造されるという。
改修した端末を販売すれば、同社は環境被害に対する罰金を支払わずに済む。韓国環境部は以前、Note7の売れ残り在庫が適切に廃棄されない場合、サムスンに多大な罰金を科す可能性があると述べていた。
サムスンは以前、市場に流通した306万台のNote7のうちの98%を回収したと発表していた。韓国経済新聞によると、そのうちの20万台はバッテリ発火の原因調査に使われており、サムスンは利用可能な端末が250万台あると試算しているという。
同社は1月、バッテリの不具合が2016年の発火問題の原因だったと発表し、端末そのものには問題がなかったことを強調していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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