KDDIは2月20日、IoTクラウドサービス「KDDI IoTクラウド~トイレ空室管理〜」と「KDDI IoTクラウド~トイレ節水管理〜」を、3月以降に提供開始すると発表した。
空室管理は、トイレの個室にIoTを活用することで、スマートフォンから空き状況をリアルタイムに確認できるサービス。利用者はトイレの空室を探す時間や空室待ちの時間を減らすことが可能になる。既に、鉄道会社や住宅関連・設備メーカー、自動車関連・製造メーカーなどが導入しているという。
節水管理は、トイレの個室内に設置された人感センサーと高機能フラッシュバルブを組み合わせることで、利用者の滞在時間によって適切な水量を流し分けるサービス。各個室の水量データを把握し、フラッシュバルブの状態を監視することで、正確な水量のモニタリングと遠隔でメンテナンスできるようになる。
節水管理は、寝具メーカーがオフィスビルにて導入を決定。KDDIでは、従来に比べて40〜50%の節水が可能になるとしている。
同社では、空室管理と節水管理という2つのサービスでトイレの個室利用を効率化することで、ヒトの時間効率化が図れるほか、節水によるコスト削減や利用頻度に応じた清掃ルート・清掃間隔の最適化など、オフィスの運用効率を上げられるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」