キヤノンは2月15日、エントリー向けの「EOS Kiss X9i」とこだわりユーザーに向けたプレミアムエントリー一眼レフカメラ「EOS 9000D」を発表した。
市場想定価格(税別)は、9000Dのボディが10万円前後、ダブルズームレンズキットが14万円前後、「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」とのセットが15万円前後。X9iは、ボディが9万円前後、ダブルズームキットが13万円前後、EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMとのセットが14万円前後となっている。発売は4月上旬を予定している。
9000DとX9iのハードウェアスペックはほぼ同じ。ただし、9000Dのみより本格的な撮影が可能な装備として、バックライトを内蔵した上面液晶を搭載。ISO感度やシャッタースピード、露出補正、残撮影枚数、バッテリー容量を一目で確認できる。また、サブ電子ダイヤル、親指AFなどを割り当てられる「AF-ON」ボタンを搭載する。
両モデルの特徴として、イメージセンサには、約2420万画素のAPS-C CMOSセンサを採用。画像処理プロセッサは「DIGIC 7」を搭載し、常用ISO感度は最大25600(動画時は最大12800)まで対応する。動画撮影は、1080p/60fpsをサポート。タイムラプス撮影機能のほか、スペシャルシーン機能を追加している。
また、エントリークラス初となる「Dual Pixel CMOS AF」を搭載し、合焦速度は0.03秒の世界最速を実現。ライブビューや動画撮影時に最適な「スムーズゾーンAF」を搭載し、AF性能を大幅に強化した。 AFユニットは、上位機種の「EOS 80D」に搭載されているものと同じ測距点45点オールクロスAF(最大28点でF8対応)を搭載。連写性能も秒間6コマに向上している。
そのほか、Wi-Fi、NFCに加えBluetooth Low Energy(ver 4.1)に対応。スマートフォンアプリ「Canon Camera Connect」とBluetoothで常時接続しておくことで、カメラ操作なしでWi-Fiに自動接続できるようになった。また、Bluetooth準拠のワイヤレスリモートコントローラー(BR-E1)も同時発表しており、5メートル以内であれば全方位から操作できるようになった。パワーズームアダプター(PZ-E1)に対応するズームボタンも搭載している。
また、9000D、X9iと合わせてエントリーユーザー向け標準ズームの新作「EF-S 18-55mm F4-5.6 IS STM」を発表。前モデルと同等の画質を維持しつつ、全長を75.2mmから61.8mmに小型化。また、手ぶれ補正効果も4段分にアップしている。
なお、9000D、Kiss X9iに加え、ミラーレス一眼「EOS M6」、高級コンパクトカメラ「PowerShot G9 X Mark II」も発表されている。
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