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「Steam」のゲーム配信プロセスが変更へ--新たな「Steam Direct」で有償申請に

Sean Hollister (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高森郁哉 (ガリレオ)2017年02月13日 10時30分
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 世界最大のPCゲームストア「Steam」が、さらに大きく成長することになりそうだ。

  • 提供:Valve

 Steamを保有するゲーム開発会社のValveは、ストアで取り扱うゲームを自ら取捨選択する仕組みを変更するという。

 Valveはこの5年間、「Steam Greenlight」という機能を試してきた。これはユーザーに対し、Steamで扱う価値があると考えるゲームを投票してもらう仕組みだ。だがValveはこのほど、Greenlightを撤廃すると発表した。

 Valveは近く、あらゆる開発者が自社ゲームをSteamのプラットフォームで公開できるようにする。

 「Steam Direct」という新たなシステムが2017年春に登場する。Steam Directでは、ゲームの最低限の品質を保つため、いくつかの条件が定められている。まず、「後で取り戻すことができる」所定の手数料が設定される。Valveのユーザーインターフェース(UI)デザイナー、Alden Kroll氏はブログ投稿で次のように書いた。

 「新規に登録する開発者は、銀行口座の開設プロセスと同じように、税務書類、個人または企業の確認情報、デジタル書類の一式を提出し、セットアップが完了したら、配信したい新しいタイトルごとに後で取り戻すことができる申請料を支払うことになります。申請料は、提出パイプラインのノイズを低減することを意図しています」

 The Seattle Timesによると、Valveはこれからもゲームが実際に動作するかどうかをチェックするほか、ポルノなどの規制されたコンテンツについてゲームが現地の法律に違反しないよう確認するという。

 Kroll氏のブログには明示されていないが、米CNETは、新システムではユーザーによる投票が廃止されることをKroll氏に確認した。Valveに登録して申請料を払うと、合法かつ正常に動作するゲームならSteamで公開されることになる。

 Valveは、Appleが「iTunes App Store」で採用している、「ウォールドガーデン(壁に囲まれた庭)」と呼ばれるキュレーションのアプローチからさらに離れることになる。それは、「Android」アプリ向けの「Google Play」ストアによく似たものになるだろう。Googleは登録料を25ドルに設定している

 「われわれは複数の開発者とスタジオに、適切な申請料を尋ねたところ、最低100ドルから最高5000ドルまでの範囲で回答を得た。この両端のいずれにも賛否があり、価格を決める前により多くのフィードバックを集めたい」

 Valveはまた、ユーザーがプレイしたいゲームを見つけるのを支援する発見ツールを最近追加した。これは、たとえSteam Directの開始後に新たなゲームタイトルが大量に流入したとしても、役に立つだろう。

 たとえば、Steamのデータを追跡しているサードパーティーのSteamSpyによると、Steamでこれまでにリリースされた全ゲームの3分の1は、2016年に公開されたものだ。

 Valveはまた、仮想現実(VR)専用のまったく新しいゲーム3本を開発していることを明らかにした。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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