DMM.comは2月7日、新しいモノづくり拠点「DMM.make 3D PRINT TOKYO Factory」を報道陣にお披露目した。これは、3Dスキャン、データ作成、プリント事業を手がけるアイジェットをDMMが買収し、アイジットの所在地にオープンさせた施設となる。
アイジェットのユーザーの大半は製造業。そのほか、フィギュアといったエンターテインメント業界からも多くの声がかかるという。同社はDMMが3Dプリントサービスに参入する前から事業を手がけるパイオニアで、高精度な3Dモデリング、プリントサービスが特徴。0.2mm単位の精度の依頼も断ること無く引き受けているという。
そのためDMMが展開する「DMM.make 3D PRINT」とはユーザー層が多少異なってくる。DMMでは、オンライン見積もりなど誰でも手軽に利用できるサービスとして展開。アイジェットではより複雑な造形をユーザーと打ち合わせしながら対応する個別サービスを提供する。
両社の3Dプリンタの数は合計25台と国内最大級の規模となる。今後は、アイジェットのノウハウを生かし、3Dスキャナを使ったスキャンサービス、3Dモデリングなど入出力のサービスをトータルで提供。量産などのコンサルティングや、CG、VRなども含め、DMM.makeをさまざまな「ものづくりプラットフォーム」として展開する。