ニュースアグリゲーションアプリのFlipboardは米国時間2月8日、この2年間で最大のアップデートとなる大規模な変更を発表した。
今回のアップデートで最も重要なのは、表示される記事の整理方法が変更されたことだ。これまでは、複数の異なる分野の記事を単純にグループ化して1つの大規模なデジタル「雑誌」として提示していたが、今回のアップデートにより、Flipboardの1億人の月間ユーザーは写真撮影やドローン、ジャズギターといったさまざまな関心事に関する小規模な「雑誌」を複数作成できるようになる。
これらの小規模な雑誌の中で、さらに細かくカスタマイズすることも可能だ。写真撮影に関する雑誌を作成した場合、「today's best photos(今日最高の写真)」「Canon cameras(キヤノンのカメラ)」「landscape photography(風景写真)」といったトピックを選んで、フィードに表示させることができる。この雑誌は記事だけでなく、著名なカメラマンのツイートも表示する。
トピックは、パレオダイエットやロカヴォア(地産地消)運動といったニッチなものも用意されている。
Flipboardの最高経営責任者(CEO)であるMcCue氏によると、記事はアルゴリズムと人間のキュレーターによって選ばれるという。
2010年に創設されたFlipboardは、「iPad」に表示可能な雑誌風レイアウトを利用する最初のアプリの1つとして人気を博した。しかし、7年前のサービス開始以降、Appleを含む強力なライバルたちが登場し、競争は激化している。Appleは「Apple News」と呼ばれるサービスを「iPhone」向けに提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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