子供とソーシャルネットワークは、必ずしも相性がいいわけではない。それどころか、筆者が知る保護者の大半は、13歳未満の自分の子供がソーシャルネットワークとつながることを防ごうとしている。
だが、もし子供たちが、「LEGO」ブロックのアイデアや組み立て方の提案を共有して、安全に新しいプロジェクトで協力できる素晴らしい環境があったとしたらどうだろう(ちょうど、人気ゲーム「Minecraft」を使ったプログラミング教育のように)。さらに、新しいLEGOのアイデアをもとに、その成果として進化し続ける生きたデータベースを構築できるとしたら?
米国時間1月30日にリリースされたアプリ「LEGO Life」は、その両方を実現するわけではないが、その中間にあるような存在だ。つまり、まだ初期段階とはいえ、子供を対象としたLEGOのソーシャルネットワークなのだ。具体的には、子供たちはこのアプリを使い、LEGOのアイデアを(写真形式で)共有したり、LEGOのクイズに挑戦したり、LEGOの課題に参加したりできる。
ただしこれは、LEGOのテーマパーク「LEGOLAND」のオンライン版に子供が安全に遊べる場所を作る試みでもある。このソーシャルネットワークを真に安全で適切な場所にすることは、LEGOにとって挑戦であり、それに取り組む準備はできているという。
LEGO Lifeは2016年末より英国でベータ版サービスが提供されていたが、このほど米国など数カ国で、アプリとして無料でダウンロードして使えるようになった。日本向けの公式サイトには「近日公開予定」と書かれている。筆者は米CNETのオフィスでベータ版を短い時間使ってみたが、LEGOファン向けの「Pinterest」という印象を少しばかり受けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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