スマートフォンが普及し、旅行のスタイルも変わってきている。「Japanese restaurant」や「Sushi delivery」といったキーワードとともに、「Near me検索(ユーザーのそばに関連した検索)」が増加しており、事前に旅行の準備をするのではなく、現地に着いてから何をするか検索する瞬間的な旅行スタイルが広まりつつあるという。
特に、アジアはモバイルファーストの国が多く、旅行商材の検索から購入までモバイルで完結するユーザーの割合は米国や欧州と比較しても高い。グーグル検索におけるモバイルの割合は、世界平均が43%なのに対しアジア太平洋地域では55%に達している。
では旅行者は一体何を目的に訪日しているのか。そのトップは日本食を食べることで、日本食に関する検索も増えている。和食のランキングは「Sushi」がトップで、2位は「Ramen」、3位は「Sashimi」、4位には「Edamame」、5位には「Mochi」がランクインしている。米国、欧州では枝豆がヘルシー食材として人気なほか、餅の中にアイスクリームが入っているお菓子などに関心が集まっているという。
日本食のランキングは国別で傾向が異なり、中国語(繁体字)では1位がラーメン、2位はすき焼き、3位は焼き肉、4位は寿司、5位は肉じゃがとなっている。食文化が近い韓国では麺類や家庭料理が人気で、1位はラーメン、2位がうどん、3位がとんかつ、4位がギョーザ、5位がしゃぶしゃぶとなった。特にうどんは年成長率が483%と大きく伸びた。
また、食事以外で特徴的だったキーワードとしては、富士山、東京ディズニーランド、東京タワー、東京スカイツリー、鎌倉、箱根などが挙がったという。
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