GMO TECHとぴあは1月19日、インバウンド市場においてビジネス提携すると発表した。GMO TECHが培ってきた「インターネット集客」のノウハウと、ぴあの強みである観光客向け「メディア」のコンテンツや編集・レコメンド力を最大限に活用し、インバウンドを支援する。
GMO TECHでは、近年のインバウンド需要の高まりを背景に、2016年6月からインバウンドや越境EC向け広告マーケティングサービス「AsiAD(アジアド) byGMO」を提供している。
AsiADは、中国・台湾・香港などの東アジアや東南アジア主要国を対象に、同社のウェブマーケティングノウハウを生かして、プロモーション展開を支援するサービスだ。各国の現地メディアに向けた多言語広告クリエイティブの制作から、SNSや検索サイトを含むメディア選定、広告出稿・運用、レポート分析までを一貫して行うことができる。
一方のぴあは、「インバウンドコンサルティングサービス」として、全国の自治体を対象にマーケティングや集客・プロモーションなどのサポートをしているほか、日本航空と共同で制作している訪日観光客向けJAL機内フリーマガジン「日本達人」をはじめ、観光地の外国人向け多言語冊子の制作実績が多数あるという。
中でも「日本達人」は、中国・台湾・韓国からの訪日観光客向けに日本の観光情報やクーポンを掲載し、年に3回(3月、7月、11月)、中国語簡体字19万部、中国語繁体字15万部、韓国語10万部を発行しているそうだ(2016年時点)。
今後は、両社で媒体・営業連携を図り、訪日観光客の誘致による地方活性化を望む全国の自治体や、インバウンドによる集客・売上拡大を図りたい企業を、オンライン・オフラインの双方から支援するという。
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