多機能コントローラを存分に生かす新作や「Splatoon2」も--「Nintendo Switch」発表会

 任天堂は1月13日、据え置き型新ゲーム機「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)の詳細を発表する「Nintendo Switch プレゼンテーション&体験会」を開催した。

冒頭で登壇した、任天堂代表取締役社長の君島達己氏
冒頭で登壇した、任天堂代表取締役社長の君島達己氏

 「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)は、テレビなどのモニターに接続する家庭用テレビゲーム機でありながら、本体に液晶画面を搭載し、携帯ゲーム機として持ち運んで遊べるテレビゲーム機。本体着脱式のコントローラ「Joy-Con」を搭載しているのも特徴となっている。

発売日が3月3日に決定。脱着可能なコントローラには多彩な新機能を搭載

 まず既報の通り、Nintendo Switchの国内向け発売日が3月3日、価格が税別で2万9980円に決定した。予約は1月21日から開始する。ちなみに日本以外では、米国、カナダ、欧州主要国、豪州、香港などで同日に、3月末までに世界各国で発売予定としている。

ニンテンドースイッチ
かねてから「2017年3月発売予定」を告知していたが、3月3日に正式決定。米国などでも同日発売する

 コントローラJoy-Con(L)とJoy-Con(R)は、それぞれに押し込み入力可能なアナログスティックやモーションコントロール機能を搭載。別々の手に持って自由に操作したり、1つを別のプレーヤーに渡して2人でプレイできる“おすそわけプレイ”なども可能だ。

 ほかにも近くの物との距離やその形状、動きを認識できる「モーションIRカメラ」や、例えば氷が入ったグラスを振ると、なかでぶつかりあうような感触を精細な振動で再現する「HD振動」など、新しい仕様を組み込んだコントローラとしている。またプレイ中のゲーム画面を静止画で撮影できるキャプチャーボタンも搭載。将来的には動画撮影にも対応予定。amiiboなどを読み書きできるNFCリーダー/ライターも内蔵している。

 カラーは、2個ともグレーのものと、(L)がネオンレッドで(R)がネオンブルーの異なるものを用意。

  • Joy-Con(グレー)

  • Joy-Con(ネオンレッド/ネオンブルー)

  • 物との距離や形を認識する「モーションIRカメラ」

 本体の画面は、静電容量方式の6.2インチ液晶タッチスクリーンを採用。バッテリ持続時間は2.5時間から6.5時間とし、遊ぶソフトによって異なるとしている。USB Type-C端子を備え、ACアダプターや携帯バッテリを通じての充電や、Nintendo Switchドックとの接続に使用する。

 Nintendo Switchを持ち寄って、最大8台までローカル通信によるマルチプレイが可能。またNintendo Switch向けのオンラインサービスに加入することにより、オンラインプレイや、スマートフォン向け専用アプリと連動させて楽しむこともできる。このオンラインサービスは2017年秋まで無料で提供。それ以降は有料としている。

 販売する商品としては、Nintendo Switch本体に、Joy-Con(L)と(R)、Nintendo Switchドック、ACアダプタ、Joy-Conグリップ、Joy-Conストラップ(2つ)、HDMIケーブルなどを付属したものがパッケージされている。Joy-Conはカラーが異なる2モデルをラインアップしている。また、「Nintendo Switch Proコントローラー」や液晶保護シート付きのキャリングケースを別売する。

販売する商品内容
販売する商品内容

 なお、1月23日オープン予定のオンラインショップ「マイニンテンドーストア」では、Joy-ConとJoy-Conストラップのカラーを自由に組み合わせて購入することができるという。

Joy-Conのカラーが異なる2モデルで展開
Joy-Conのカラーが異なる2モデルで展開

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