音量やスピーカ数の違いで映画館ほどの迫力は得られないが、家庭用のサラウンドAVシステムでもテレビのスピーカだけを使うのと比べものにならない没入感が得られる。ただし、リアスピーカの設置は配線が面倒だし、ケーブルを長々と取り回すのも美しくない。
そこで、完全ワイヤレスで5.1サラウンド環境を構築可能なスピーカ「ONEmicro」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
ONEmicroは、手のひらサイズのワイヤレススピーカ。これにコントローラ「ONEbox.micro」とサブウーファー「ONEwoofer」を組み合わせると、前方左右と前方中央、後方左右からの音と低音による5.1サラウンドシステムがスピーカ配線なしで作れる。
配線不要なので、リビングや寝室だけでなく、仕事部屋や庭など、場所を問わず迫力ある映画や音楽が楽しめる。
音声信号を伝送するにあたり、「DECT」技術を採用。これにより、6チャンネルの同期させて送信可能とした。駆動に必要な電流は、無線LAN(Wi-Fi)方式の10分の1、WiSA方式の20分の1で済むそうだ。そのため、ONEmicroは1回充電すると20時間も使えるという。
コントローラのONEbox.microは、音声を各スピーカに送信するほか、接続したUSBメモリ内の音楽ファイルを再生するメディアプレーヤとしての機能も備える。スマートフォンからのリモート操作できて、DLNA制御にも対応している。
2台のONEmicroをシンプルなステレオスピーカとして使い、3組を組み合わせて使う設定も可能。複数の部屋で同じ音楽を流したり、広い庭で屋外パーティをするときなどに便利だ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2月27日まで。記事執筆時点(日本時間1月11日16時)でキャンペーン期間は46日残っているが、すでに目標金額10万香港ドルの2倍を上回る約23万1000香港ドルの資金を集めている。
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