キヤノンITソリューションズは1月5日、新成長分野の事業拡大を目的に、デジタル技術によってビジネス変革を支援する専門組織「デジタルトランスフォーメーションセンター」を2017年1月1日付で新設したと発表した。
同社では、R&D部門によるビッグデータ解析やAI、自然言語処理に関する研究に加え、2016年よりIoTとデジタルマーケティング分野の事業化検討を進めていた。今回、これら社内の複数部門に分散していた、デジタル技術・経験を持つ社員で構成する組織として、同センターを設置した。
今後も順次体制の強化・拡大を図りながら、IoT、デジタルマーケティング、クラウドサービスなどの個別のサービスに加え、データとデジタル技術を総合的に活用する新しいサービスの創出や利用者の課題解決に向けたソリューションの提供をグループ全体で推進するという。
具体的には、長年培ってきた生産管理、SCM、監視・制御などのシステム構築ノウハウと、同社のセキュリティソリューションのナレッジから、IoTを生かした新たな付加価値創出とビジネスの創造をサポート。また、ECサイトやSNSといったデジタルメディアを利活用するシステムの構築・運用や、ネットワークカメラを活用した行動分析、SNSなどのソーシャルデータ分析を生かし、顧客のエンゲージメント向上など、デジタルマーケティングを支援する。
同社では、製造・金融・文教などの幅広い業種向けのサービス提供で得られた経験を活用し、デジタルデータの利活用と、それによるビジネス革新をトータルでサポートするとしている。
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