bitFlyerは12月21日、次世代ブロックチェーン型データベース「miyabi」を開発したと発表した。
miyabiは、同社が独自に開発したブロックチェーンで、改ざんが難しく高い信頼性を持つブロックチェーン技術を、実際の取引に使用できるように実用化したもの。独自の高速コンセンサスアルゴリズム「BFK2」と、スマートコントラクト実行機構「理(ことわり)」で構成される。
BFK2では、世界最速となる秒間1500件以上のトランザクション処理が可能。契約や取引を柔軟に記述できる拡張性と安全性を持ちつつ、強固な暗号技術により改ざんを防ぐという。ブロックチェーンの堅牢性をキープしつつ、取引の確定や処理速度などの課題を解決したデータベースとなっている。
同社では、金融機関などにおける既存システムの置き換え、シェアリングエコノミーでの基盤システム、IoT時代の新データベース、新しい政府システムなどへの応用を考えているという。
なお、11月30日にデロイトトーマツが発表した、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、三菱UFJフィナンシャルグループの三大メガバンクが参画したブロックチェーン技術の実証実験では、miyabiが実行環境として使用されたとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」