Facebookは米国時間12月15日、すぐに起動してすぐに撮影できる新しいカメラ機能を今後数日の間に「Messenger」アプリに導入することを明らかにした。これと併せて、「Snapchat」風のマスクやエフェクトも大量に取り入れる。
これにより、アプリまたは会話を開くと、ただちに画面中央にカメラボタンが表示される。そこからタップ1回で、すぐに写真の撮影を始められ、同じボタンを長押しすれば、動画の撮影を始められる。
Facebookがこうした変更を導入するのは、以前よりも盛んに画像を使ったコミュニケーションが行われていることに対応するためだ。同社は、「ある意味では、いまやカメラがキーボードに取って代わりつつある」と述べ、すでにFacebookでは1日に25億点を超える絵文字、写真、ステッカー、動画が送信されていると指摘した。
Messengerの利用体験においてカメラを中心的な位置に据えることは、Facebookが競合するメッセージングアプリ、特にテキストよりも画像を中心とするSnapchatに対して、競争力を維持するのにも役立つ可能性がある。
また、Snapchatを意識したもうひとつの動きとして、Facebookは顔写真やスナップ写真をにぎやかに加工できる、マスクやその他の3Dエフェクトを導入している。たとえば、自撮り写真を撮影して顔をトナカイのように加工したり、画面上に雪を降らせたりできるようになるのだ。この新しいマスク機能は、2016年3月に買収した新興企業MSQRDから取得した技術によって実現されたものだろう。
今回のアップデートで、Facebookはその他にも数多くのステッカー、フレーム、マスク、エフェクトを追加する。そして、ユーザーは自分が創作したものを、複数の友人に同時に送信できるようにもなる。
Facebookは、ユーザーがパレットツールを活用して、テキストだけのメッセージに「楽しさ」をプラスする色やステッカーを付け加え、メッセージをより生き生きとしたものにすることも期待している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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