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「スーパーマリオ ラン」を先行体験--ジャンプして「あっ」とよみがえるマリオ感

佐藤和也 (編集部)2016年12月08日 14時46分
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 任天堂からスマートフォン(iOS)向けゲームアプリとして12月15日に配信予定の「スーパーマリオ ラン」。配信に先駆け、メディア向けに試遊できる形で公開した。

スーパーマリオシリーズ初のスマホゲームとして注目が集まる「スーパーマリオ ラン」を、メディア向けに公開した
スーパーマリオシリーズ初のスマホゲームとして注目が集まる「スーパーマリオ ラン」を、メディア向けに公開した

 本作は、スーパーマリオシリーズとして初めてとなる、スマートデバイス向けゲームアプリ。“片手であそぶ新しいマリオ”をうたい、走り続けるマリオを操作するアクションゲームとなっている。価格はダウンロードと一部のプレイが無料。1200円を課金することにより全ての要素が開放。用意されている3つのプレイモードが遊べるようになっている。追加の課金はない、買い切りタイプのゲームアプリだ。

操作は「タップによるジャンプ」だけ。多彩な遊び方ができる3つのモード

  • 基本はタップによるジャンプ。マリオはオートで進んでいくが、ところどころに一時停止できるブロックもあり、タイミングを伺うこともできる

 まずゲームの基本は、前述のように走り続けるマリオをタップによってジャンプさせ、コインを集めながらゴールを目指すというもの。マリオはオートで走り続けるため、こちらで任意の方向に操作することはできない。ちなみに小さな段差や幅の小さい穴、小さな敵は自ら乗り越えて駆け抜けていく。

 またゲーム中では穴に落ちたり乗り越えられない敵にぶつかるなどしてミスをすると、シャボンに包まれながらミスした場所の少し前まで戻される。そこでタップすることによってシャボンが割れて再スタートとなる。

 ジャンプにはいくつかの種類がある。タップすることによる通常のジャンプのほか、長押しすると高くジャンプする。さらに、ジャンプ中に再びタップすると、スピンでき、これによってわずかに滞空時間を延ばし、結果的にジャンプの飛距離を伸ばすこともできる。

 なおジャンプアクションの活用として、壁にぶつかったタイミングでタップすると、逆方向に向かってジャンプする。それを繰り返して壁を登り高いところまでいくといったこともできる。

 またステージ中にあるリングをくぐると赤いコインが5つ出現。すべてのコインを取得するとスターが出現し、無敵状態になり進めやすくなる。

  • ステージには趣向を凝らしたギミックがちりばめられており、天井をつたって移動する場面も

 用意されているモードは「ワールドツアー」「キノピオラリー」「王国づくり」の3つ。ワールドツアーは、ステージクリア型のゲームモード。ピーチ姫をさらったクッパのもとに行くという内容で、さまざまなフィールドを駆け抜け、クッパ城を目指す。6ワールド各4ステージの計24ステージが用意されている。なおワールドツアーにおけるミスは2回まで。3回ミスをすると、そのステージをはじめからやり直しとなる。

 ステージをクリアすることで、次のステージが遊べるようになる。また、ステージ中にちらばっている特別な色のコインを全て回収することによって、難易度の上がった同じステージを遊べるようになっている。

 なお、無料で遊べるのはワールドツアーのはじめの3ステージ(1-3)までで、それ以降のステージや残りの2つのモードは課金によって開放する。

 キノピオラリーは、友だちや世界中のプレーヤーと対戦ができるモード。そのプレーヤーが遊んだプレーを再現する“ゴースト”と対戦する形となっている。

 コインをより多く集めるだけではなく、ジャンプ中のスピンなど“クールなアクション”を決めることによってキノピオが応援に駆けつけ、その数も勝敗を左右するスコアに加算される。またジャンプアクションなどによってゲージがたまると、コインがたくさん出現する「コインラッシュモード」にも突入する。

 このモードで勝利することによって、後述する「王国づくり」のために必要なキノピオを獲得することができる。

 王国づくりは、さまざまなオブジェや装飾品を置いて箱庭的に楽しむモード。ショップでコインをアイテムに交換したり、キノピオラリーで獲得したキノピオの力を借りて建物を建てたりする。そのアイテムや建物によっては単なる飾りではない効果を持つものもあり、「ルイージ」や「ヨッシー」、「キノピオ」がプレーヤーキャラクターとして使用できるようになるものもある。

  • ステージに散らばって時折登場する違う色のコイン。5つ集めると、より難易度が高い同じステージを遊ぶことができる

  • 「キノピオラリー」の結果画面

  • 「王国づくり」におけるショップ。さまざまなアイテムの交換や建物を建てることができる

  • プレーヤーキャラクターとして登場するキノピオ

  • 同じくプレーヤーキャラクターとして登場するヨッシー

どこか懐かしさがある“マリオ感”を感じられるタイトルに

 操作自体は非常にシンプルであり、1ステージ遊べば内容は直感的に理解できるだろう。またランゲームと呼ばれる横スクロール型アクションゲームは、横持ち(横画面)でプレイするものも少なくないが、本作は縦画面で十分見やすいスクロールスピードで進み、そこで遊びづらいと感じることはなかった。画画面のどこをタップしても反応するので、「片手で遊ぶ」というキャッチコピーのとおりに、片手で楽しめる。

  • 体験会会場ではマリオの着ぐるみも登場。メディアにも人気だった

 操作はシンプルだが、少し遊んだだけでもパズル的なギミックが盛り込まれているように感じられたうえ、単純にゴールを目指すだけではない“遊び”も盛り込まれており、内容はかなり奥深いようにも感じられた。さらに3つのモードがうまくリンクし、遊びごたえとしても相当あるように思える。

 なによりファーストインプレッションで触った感想を率直に言うのであれば、ものすごく“マリオ感”を感じた次第だ。

 マリオをテーマにしたアクションゲームはすでに多数発売されており、興味を持っている年代も幅広いことから、何をもってマリオ感と表現するのも難しいところだが、筆者は初代「スーパーマリオブラザーズ」をファミコン時代にリアルタイムで遊んでいた世代であり、そのときの気持ちを思い出させるのだ。

 例えば大きな穴を飛び越えるときに、タイミングを見計らって“Bダッシュ”で駆け抜けタイミングよくジャンプする。あるいはタイミングを見計らって敵をかわしていく。はたまた、本来狙ったタイミングではないところでジャンプボタンを押してしまい「あっ」と思いつつ、どうしようもすることができずにマリオが穴に落ちたり敵にぶつかってミスするのを見届けるしかないという時の気持ち。そんな当時のことを本作で遊ぶなかで感じていた。

 実際にオートで進むがゆえ、うまくいかなかったときのもどかしさもあり、ついタップしてしまったときの「あっ」という感覚もある。そのうえでうまくジャンプアクションが決められたときの爽快感もある。一時停止ブロックからタイミングを見計らう場面のドキドキ感もあり、どこかで懐かしさを持てたのが率直な印象。ある程度上の世代でも当時の懐かしさをもって楽しめるのではと思う。

(C)2016 Nintendo

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