マネーツリーは12月7日、個人資産管理アプリ「Moneytree」の経費精算機能をアップデートしたと発表した。今回はiOS版の機能強化だ。
今回のアップデートに伴い、これまで「Moneytree PLUS」としてきた有料機能を「Moneytree 経費精算」に名称変更し、何ができるかをわかりやすく打ち出した。また、レシートと明細の照合を自動化できる機能を追加している。
具体的には、iPhone/iPadのカメラアプリを通じてレシートをスキャンすると画像がクラウド「Moneytree Cloud Safe」上に保存され、Moneytree Cloud SafeのOCR機能によって、レシートデータを読み取る。読み取ったデータは、Moneytreeで取得する明細と自動的に照合される。
さらに、アプリケーションを開けない忙しいときでも、取引内容を最新の状態にアップデートできる機能を追加した。更新頻度は毎日、または毎週で、アカウント別に設定できる。なお、Moneytree 経費精算では、登録されている口座ごと、またはすべての利用明細を出力可能だ。書き出されたファイルはCSV、Excel形式として、いつでもメール、Evernoteなどのアプリで共有したりデータをダウンロードしたりできる。
また、Moneytreeは11月に発表された三井住友銀行のデビットカード「SMBCデビット」に対応。すべてのユーザーがアプリで明細を連動できる。なお、Monytreeは10月に開始したApple Pay Suicaに対応しており、乗降明細を取得可能だ。
今回のアップデートに伴い、2017年1月に価格改定を予定している。経費精算機能は、月額600円から960円へと値上げする。年間契約は6000円から7800円になる。また、法人向けの「Moneytree PRO」は「Moneytree 法人口座」とし、月額960円から1400円、年間契約は9000円から1万1400円に値上げ予定だ。
なお、現在のユーザーほか、2017年1月8日までに申し込んだ新規の有料ユーザーは、旧価格帯のままで利用できるとしている。
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