Androidアプリレビュー

測定結果をクラウドで他のユーザーと共有できるベンチマークアプリ「A1 SD Bench」

アプリ名:A1 SD Bench
バージョン:
金額:無料(2016年12月10日時点)
カテゴリ:ツール
開発:a1dev.com
使用端末:Sony Xperia Z3 Compact
おすすめ度:★★★★☆

 「A1 SD Bench」は、メモリカードや内蔵ストレージの読み書き速度を計測できるアプリだ。測定結果をクラウド上で共有する機能を備えており、他のデバイスや、同じデバイスの異なる個体と、ベンチマーク結果を比較することにより、手持ちのデバイスのパフォーマンスを把握できることが特徴だ。

 本アプリはメモリカードのほか、内蔵ストレージ、RAM、さらには本製品に接続したUSBメモリなど、あらゆる記憶領域の読み書き速度をチェックできる。アプリを起動するとこれら記憶領域を選択するための画面が表示されるので、いずれかを選択したのち、テストの種類を選択。ベンチマークが実行され、その結果が表示される。

  • ホーム画面。端末内のストレージ領域の一覧が全容量/空き容量とともに表示されている

  • タップするとベンチマークテストが開始される

  • テストが完了するとホーム画面の該当欄にRead/Writeの値が表示される。ポップアップ表示などはなくホーム画面に直接書き込まれた状態で表示されるため、最新のテスト結果がどれか分からなくなることもしばしば

 本サービスがユニークなのは、そのベンチマークの結果をクラウド上で、匿名で共有できることだ。これにより、ほかのデバイスがどのくらいの速度が出るのか、また同じデバイスでも個体の違いによってどのくらいの速度差があるのか、ひと目で比較できる。個体間の不良を発見したり、製造ロットの違いによるパフォーマンスの差を計測したりと、さまざまな用途に役立つだろう。

  • ベンチマーク結果はクラウド経由で他のユーザと共有できる。利用者数が多いアプリだからこそ可能な機能だ

  • 自分が使っているのと同じ機種だけを絞り込んで表示したり、ベンチマークの種類、ストレージ領域の種類などをキーにしてベンチマーク結果を絞り込むことも可能

  • ストレージ領域を長押ししてベンチマークテストの種類を選択することもできる

  • デフォルトではクラウドへのデータ送信が有効になっているので(Auto submit score)、情報提供を望まない人は、設定画面からチェックを外しておくとよい

 メニューはすべて英語表示だが、操作手順はシンプルで、また選択肢もアイコンが用意されているため分かりやすい。前回の測定結果はホーム画面上に表示されるため、次回起動時にわざわざ再測定しなくても済むという利点もある。ベンチマークの結果がポップアップ表示されるのではなく、ホーム画面上に直接書き込まれた状態で表示されるのが、ややわかりづらいという程度だ。

 なお前述のクラウド共有機能は、デフォルトではオンになっており、ベンチマークの結果がアプリ開発元のクラウドサービスに送信される設定になっているので、情報提供を望まない人は、最初のベンチマークテストを実行するよりも前に、設定画面からチェックを外しておくとよいだろう。

>>「A1 SD Bench」のダウンロードはこちらから

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