「画面そのままロック」は、ゲームや地図など任意のアプリの画面を表示したまま、タッチパネルを操作できなくするアプリだ。特定のアプリの情報を画面に表示したまま、誤操作を防ぎたい場合に活用できる。
使い方は、アプリを起動した状態で通知領域を開き、「画面そのままロック」という表示をタップするだけ。これにより、画面がそのままの状態でロックされ、タッチしても反応しなくなる。誤解されがちなのだが、その時点で表示していた内容を表示し続けるわけではなく、いま表示中のアプリを前面に出した状態で操作できなくする仕組みなので、例えば動画プレーヤーでは動画は引き続き再生され続けるほか、地図アプリであれば移動に伴って地図上の現在地も移動する。
ロックされた状態では、アプリの操作はもちろん、アプリを切り替えることもできないので、意図しない操作によってアプリが中断するのを防げるほか、誰かに一時的にスマホの画面を見せる際も、ロックした状態で渡すことで、ほかの画面を見られるのを防げる。また、つねにフォアグラウンド状態にしておく必要のあるゲームアプリをロックしておけば、そのままの状態でバッグやポケットの中に入れられるようになり、歩きスマホの減少につながる。
ロックを解除する方法には、音量ボタンを押す以外に、複数の方法が用意されている。なかでも便利なのはシェイクで、本体を振るたびにロックおよびロック解除が行われる。歩いている最中に不意にロック解除される危険はあるが、わざわざ通知領域を経由しなくともスムーズにロック有効/無効が行えるので、屋内ではとくに重宝する。
このほかにも近接センサや本体の上限反転、カメラキーやバックキーを利用したロックおよびロック解除にも対応する。アプリによって通知領域経由でのロックとの相性がよくない場合も、代替の方法が使えるのはありがたい。ロックされていることは、画面に白い外枠がつくのですぐに判別できる。また5回連続して画面をタップした際に、解除方法についてのガイダンスを表示することも可能だ。
アプリは国産ということもあり、初回利用時にはわかりやすいチュートリアルも用意されているほか、要望への反映も迅速に行われているようだ。今回はおもにプライベートな用途を中心に紹介したが、店頭でタブレットをディスプレイとして使う場合など、ユーザに端末を操作させたくないシーンでも役に立つ。機能はシンプルながら、さまざまな可能性を秘めたアプリと言えそうだ。
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