ソフトバンクは11月29日、米国の小売業「b8ta(ベータ)」と連携し、IoTプロダクトを開発する日本企業の米国進出をサポートする取り組みを開始すると発表した。
b8taは、80以上の革新的な新商品を展示・販売する企業。店舗の在庫状況などをリアルタイムに把握できる仕組みをメーカーに提供する新しい形の販売スタイルが特徴。ユーザーが新商品を発見したり、試して理解できるよう、商品のメーカーが扱いやすいシンプルな販売システムを提供している。
同社は、Google傘下でサーモスタットなどを開発しているNest labs出身者のVibhu Norby(CEO)、William Mintun(COO)、Phillip Raub(CMO)によって2015年に設立された。本社は、カリフォルニア州サンフランシスコにあり、パロアルトとサンタモニカおよび、ワシントン州シアトルで店舗を持つ。
今回の連携により、自社のIoTプロダクトを販売したい日本企業をb8taに紹介するなど、米国進出に向けたサポートを実施。さらに、米国で商品を販売するのに必要な認証取得や、英語のホームページ作成などを円滑に進めるためのパートナーを紹介するという。
また、b8taを通じて日本でIoTプロダクトを販売したい米国企業の紹介も受け付ける。動画や実機を使った体験型の展示で、新しいIoTプロダクトなどの開発・普及を目指すプロジェクト「Future Marketing Unit」を通し、ソフトバンクショップで展示・販売する。現在5店舗のショップに専用コーナーを設けているという。
なお、今回の連携に合わせて、企業からの問い合わせフォームを開設。11月30日より受付を開始する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」