アジアとブラジルを席巻している中国の携帯電話メーカー、Xiaomi(シャオミ)が、米国に狙いを定めている。
元Google幹部でXiaomiのグローバル担当バイスプレジデントを務めるHugo Barra氏は、バルセロナで現地時間2月24日、Xiaomiは2017年末までに米国で携帯電話を販売する計画だとインタビューで語った。
「(米国は)進出が最も難しい市場だ。多くの周波数が存在し、通信事業者の要件も非常に厳しい。だが同時に、米国で携帯電話を発売できるなら、技術的な面から見て、当社は成功したと言えるはずだ」とBarra氏は語った。
中国では、膨大な数のユーザーがXiaomiのウェブサイトから直接携帯電話を購入するが、米国の消費者は無線通信事業者から携帯電話を購入することが多い。だが、通信事業者は売りたい携帯電話端末を自らの意向で決め、徹底的なバッテリ品質保証テストを実施する。
加えて、米国で利用されている周波数帯域幅は、中国と異なっている。
Xiaomiは、製品のデザインがAppleの製品に酷似しているとして繰り返し批判されており、米国に進出すれば特許訴訟のターゲットになるだろう。だがBarra氏は、知的財産権、従業員の雇用、ライセンスに関して起こる可能性のある問題について心配していないと述べている。同氏はむしろ、問題は技術的な部分にあるとみているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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