みずほ銀行とソフトバンクは11月25日、9月15日に締結した基本合意書に基づき、個人の利用者向けにFinTechを活用したレンディングサービスを提供することを目的として、「J.Score」を設立したと発表した。代表取締役社長CEOには 大森 隆一郎氏、代表取締役副社長CFOには大庭 則一氏が就く。
J.Scoreは、現在貸金業登録申請中であり、2017年度前半には事業を開始する予定だという。具体的な事業内容やサービスの詳細などは、事業開始前に改めて通知する。また、利用者のデータ提供や追加情報入力でスコアアップなどが可能となるスコアリングモデルを活用した、スマートフォンで手続きが完結する国内初のスコア・レンディングを提供する予定。
スコアリングモデルとは、みずほ銀行が保有するビッグデータやローン審査ノウハウと、ソフトバンクが保有するビッグデータやAIによるデータ分析のノウハウを融合したもの。これにより、審査応諾範囲の拡大、競争力のある金利水準を実現できるという。なお、J.Scoreは、与信審査のために利用者情報を取り扱う予定だが、これはサービスを利用する利用者から、利用目的に同意してもらうことが前提となっている。
J.Scoreでは、「みずほ銀行とソフトバンクの強みの融合」「新しいブランドの創造」「店舗などを持たないローコスト運営」「強固なコーポレートガバナンス」を基本方針としている。
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