ニフティは11月24日、「いいちこ」などを手がける三和酒類とのコラボレーションとして、スティックライト型IoTデバイスを使ったリアルタイムでのアンケート集計システムを開発したと発表した。
このシステムでは、速度センサと通信モジュールを搭載したスティックライト型IoTデバイスを上に向けることで回答データをリアルタイムで送信し、ステージ上のスクリーンに集計結果を表示する。例えば、「はい」か「いいえ」を問う際に、スティックライトを挙げた人数を集計できる。また、演出としてライトを上に向けた際に点灯させることで、ライトを挙げた人数を参加者が一目で把握できる。
ライトには3種類のボタンが用意されており、3択の問題にも対応。集計のためにイベントを中断する必要がなく、アンケート自体を体験型コンテンツとして楽しむことができる。通信にはZigBeeを採用し、メッシュネットワークを利用することで、最大120台までのデバイスを同時接続できる。
このシステムは、同社が12月7日に渋谷にオープンさせるイベントハウス型飲食店「東京カルチャーカルチャー」で導入予定。もともと、東京カルチャーカルチャーと同店でのイベントを多数サポートしてきた三和酒類が、「会場アンケートや投票を効率化し、エンターテイメント性を持たせたい」と考えており、ニフティの企業向けIoT活用支援サービス「ニフティIoTデザインセンター」を交えて企画検討を進めたという。
ニフティでは、東京カルチャーカルチャー向けに開発したもので、同店以外での使用は考えていないとしつつも、外部から要望があれば展開を検討したいとしている。
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