プレンプロジェクトは11月21日、オープンソースの2足歩行ロボット「PLEN2」の商品内容を拡充し、11月25日から価格を平均15%値下げすると発表した。Standard Editionの完成モデルは12万4076円から10万6704円に、Developer Editionの完成モデルは14万8916円から12万8304円に値下げされる。
同社によると、2016年5月より本格出荷を開始したPLEN2は、第一次生産分を完売しており、第二次生産時にユーザーフィードバックを元にした、ハードウェア・ソフトウェア両面での改良を実施しているという。さらに、2016年3月に設立したEMS企業のGoer Tekグループとの合弁会社PLENGoer Roboticsとともに、主要部品の共同開発、部品調達コストを見直し、製品原価の削減を達成。新価格での販売が可能になったとしている。
商品ラインアップの拡充として、開発者向けのROSに対応したコントロールボードで制御可能なPLEN2 Developer Editionに、ユーザー自らが部品を3Dプリンタで作成できるDIY Kitを追加したほか、要望が多かったというサーボモーターの単体販売を開始する。また、PLEN2の機能拡張のため、ローラースケートの3Dデータを無償公開した。
主な改良点としては、主に脚部の部品の3Dデータおよび、金型を修正し、歩行時の安定性を改善。3Dプリンタによる出力が難しいという意見が多かったため、別売りしていたサーボブラケットとサーボホーンのプラスチック成形部品をDIY Kitに付属した。さらに、動作制御プログラムを修正し、ローラースケーティングその他の動作をよりスムースなものに改善している。
同社ではこのほか、教育機関、学生、その他教育用途向けに標準15%の割引価格を設定している。
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