FacebookのM・ザッカーバーグCEO、偽情報問題への取り組みなど説明

Edward Moyer (CNET News) 翻訳校正: 編集部2016年11月21日 08時41分

 Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は米国時間11月18日夜、Facebookで偽情報が流れたことへの非難に対し、Facebookの投稿でさらなる見解を示した。

 Zuckerberg氏はこの投稿の中で、Facebookはこの問題の修正に真剣に取り組んでいるとし、Facebookが検討している複数の考えられる対策案の概要を説明した。

 「われわれは通常、進行中の取り組みについて詳細を公表することはしないが、問題の重要性と、この話題に対する関心の高さを考慮し、既に進めているプロジェクトの一部の概要を説明したいと思う」と同氏は記した。

 同氏が明らかにした取り組みには以下のようなものがある。

  • Facebookユーザーによる報告を受ける前に偽情報を検出する技術的ツールを開発する
  • 事実確認を行う第三者団体と連携して記事を入念に調べる
  • Facebookユーザーや第三者団体によって報告された警告を記事の横に表示する
  • 広告ポリシーを調整してスパムにリンクされた偽情報記事を抑制する
  • 事実確認方法について報道関係者に助言を仰ぐ

 Zuckerberg氏はこれを、取り扱いの難しい問題だとした。Facebookは、検閲を回避しつつ偽情報の拡散を防止したいと考えているためだ。

 「意見を共有することを妨げたり、正しい内容を誤って抑止したりすることのないよう慎重になる必要がある。自ら真偽の裁定者になりたいと考えておらず、代わりにわれわれのコミュニティーや信頼できる第三者団体に頼る」(Zuckerberg氏)

 Zuckerberg氏の投稿からは、この問題が簡単に片づけられるものではないことを同氏が認識していることがうかがえる。

 同氏は「われわれが常に真剣にこの問題に取り組んできたことを知ってもらいたい」とし、「この問題がわれわれのコミュニティーにとってどれだけ重要であるかを理解しており、これを是正するべく真摯に取り組んでいる」と記している。

 その一方で、是正策を見出すには試行錯誤が必要で、Facebookが検討している対策案の一部はうまくいかない可能性があるとした。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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