全録機だったら何見る？--ガラポンTVユーザー視聴動向を発表

　ワンセグ全録レコーダー「ガラポンTV」を販売する「ガラポン」は11月16日、視聴動向調査結果を発表した。

　ガラポンTVではビデオリサーチ社による「タイムシフト視聴率」測定開始に伴い、ガラポンTVユーザーの視聴動向を公表。全録かつスマートフォンやPCで視聴ができる特殊性から、視聴動向が通常のテレビとは異なるため公表したとしている。

　調査期間は10月3～30日。ガラポンTVユーザーにおける視聴世帯比率（該当番組を5秒以上視聴したユニーク視聴世帯数÷関東1都6県のガラポンTV利用世帯数（3111世帯））が高い上位50番組を抽出し、傾向を分析した。

　ガラポンTV視聴世帯比率上位50番組では、「火曜ドラマ・逃げるは恥だが役に立つ」、「木曜ドラマ・ドクターX・外科医・大門未知子」、「地味にスゴイ！校閲ガール・河野悦子」など視聴率の高いドラマが、ガラポンTVの視聴ランキングでも上位に入った。一方、「ワイドナショー」が1位になるなど放送後に世間で話題となったことを受け、全録レコーダーで該当番組を視聴するといった全録レコーダーならではの視聴形態が現れる結果となった。

　また、「2018FIFAワールドカップロシア　アジア最終予選　オーストラリア×日本（8位）」や「SMBC日本シリーズ2016 第6戦 広島×日本ハム（11位）」など国民的なスポーツの試合に関しては、タイムシフト視聴率は低いが、ガラポンTVユーザーはタイムシフト視聴していることがわかった。

　「マツコの知らない世界」、「タモリ倶楽部」、「水曜日のダウンタウン」は、視聴率ランキングでは圏外になったが、ガラポンTVのランキングでは上位（21位以内）にランクインしており、ガラポンTVユーザーの口コミが、ほかのユーザーの視聴を誘引したことで視聴数が伸びている。