1カ月ばかりワンセグ全番組録画機の最新モデル「ガラポンTV伍号機」(税別価格:3万6500円)を借りたので、朝となく昼となく使い倒してみた。
そもそも「ガラポンTVとはなんぞや?」と言う方に、おさらいしよう。ガラポンTVとは、地上波すべてのチャンネルを録画し、あたかもリアルタイムで放送している番組のように録画番組を視聴できる、いわゆる“全録マシン”だ。
ただ、ナショナルブランドが展開している全録レコーダーと違う点は、使用している放送波が地上デジタル放送ではなく、地上デジタル放送と同じ番組をサイマル放送しているワンセグ放送だということ。ワンセグを使うメリットとしては、データが軽い点。そのため、ガラポンTVは家での視聴だけではなく、外出先からの視聴も念頭においている。
スマホやケータイを使って、家のガラポンTVにアクセスすれば、好きな番組をいつでもどこでも観られるようになる。しかも、通信を使って動画を視聴しても、データ容量はわずかだ。スマートフォンのデータ容量の基準の1つとなっている、月額使用量7Gバイトで考えると、1カ月で約40時間分の視聴ができる計算になる。外出先でもWi-Fiが飛んでいる場所を利用すれば、データ容量もムダに使わないずに済む。
ガラポンTV自体には500GバイトのHDDが内蔵されており最大4カ月分、8chの番組録画が可能だ。
ワンセグを使うデメリットと考えられるのは、画質が粗いこと。解像度が320×240ピクセルもしくは320×180ピクセルになるので、フルHDの1920×1080ピクセルと比較すると、かなり劣ってしまう。最近のスマホは1920×1080ピクセルが当たり前になってきており、格安スマホでも1280×720ピクセルの解像度があるので、どうしても粗さが目立ってしまう。
ただ、実際に使ってみたところ「あまり画質は気にならなかった」と言うのが率直な感想だ。
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