logo

音楽聴き放題「Spotify」が招待制から一般開放

山川晶之 (編集部)2016年11月10日 13時35分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 スポティファイジャパンは11月10日、音楽ストリーミングサービス「Spotify」を一般公開した。これまでは招待制でのみ登録受付を実施しており、サービスの利用にはメールアドレスの登録で発行される招待コードが必要だった。

スポティファイジャパン代表取締役社長の玉木一郎氏
スポティファイジャパン代表取締役社長の玉木一郎氏

 Spotifyは、2008年にスウェーデンでローンチされた世界最大の音楽ストリーミングサービス。広告付きの無料プランと月額980円の有料プランを提供しており、無料プランでもフルでの楽曲再生が可能だ。ユーザー会員数は全世界で1億人を突破しており、有料会員数は4000万人を超えている。4000万曲以上の楽曲、20億を超えるプレイリストをベースにした強力なレコメンド機能が特徴だ。

無料プランの概要
無料プランの概要
有料プランの概要
有料プランの概要

 一般公開に合わせてTwitterのオーディオカードと連携。Twitterにシェアすると、SpotifyユーザーではないTwitterユーザーでも短いバージョンの楽曲を視聴できる。もちろんSpotifyユーザーであればオーディオカードからSpotifyに飛び、フルでの楽曲再生も可能だ。また、リアルでの音楽検索アプリ「Shazam」ともインテグレーションし、街中で流れている楽曲を割り出して、そのままSpotifyで聞くことができるようになった。

 そのほか、Wi-Fiスピーカー、テレビ、車、PlayStationなどの機器でSpotifyが利用できる「Spotify Connect」を提供開始。ボーズ、デノン、マランツ、ソニー、パナソニック、パイオニア、オンキヨー、テクニクスといったオーディオブランドの100を超える製品で利用できるほか、BMWの80車種、MINIの一部車種、ソニー製テレビでもSpotifyが楽しめるようになった。

 なお、PlayStaionでのSpotify連携は「PlayStation Music」というサービス名で利用できる。

SpotifyがTwitterのオーディオカードに対応
SpotifyがTwitterのオーディオカードに対応
Wi-Fiスピーカー、車、テレビ、PlayStationでも再生可能に
Wi-Fiスピーカー、車、テレビ、PlayStationでも再生可能に

日本のユーザーの1/3がプレイリストから再生

 発表会に登壇したスポティファイジャパン代表取締役社長の玉木一郎氏は、9月29日の招待制スタートから今までの6週間について、「Babymetalなどのアーティストからユーザーに招待コードを送ることでアーティストとファンをつなげたり、DJ TAROさんをはじめとしたインフルエンサーからユーザーを招待することも進めてきた」としたほか、「共通しているのは、新しい音楽との発見や出会いをSpotifyで認めていただき、それを広めてくれること。音楽との新鮮な出会いが、友人・知人をはじめ、ソーシャル上に拡散されていっているように感じる」としている。


SNSに投稿されたSpotifyに関する投稿

 日本のユーザーの視聴スタイルについては、「楽曲再生の3分の1はプレイリストからだった。気分やシチュエーションで音楽を選んでもらい、音楽と触れるシーンを増やす」と述べた。また、ゲームに関連するプレイリストや、文学作品を楽しむためのBGMとなるプレイリスト(例として村上春樹著のノルウェイの森に合わせたプレイリストを挙げた)も人気だったという。

 玉木氏は「Spotifyは世界のアーティストをつないでいく役割が非常に大きい」とし、アーティストに関する動きも紹介。avexに所属するビッケブランカさんは、Spotifyで再生されたものが、日本のほかのアーティストから注目されてソーシャルで拡散され、さらにSpotifyで再生される好循環を生んだと紹介。すでに10万再生されているという。

 また、RADWIMPSのボーカル野田洋次郎さんのソロプロジェクト「illion」では、ノルウェーのキュレーターがピックアップし、ノルウェーで再生されるようになったところをイギリスのキュレーターが発見しピックアップ。すると、海外で50万再生を超える人気ぶりになったという。こうした日本のアーティストを世界に発信する役割を担っていることも紹介した。

-PR-企画特集