Androidアプリレビュー

メモリカードの製造情報を表示して非正規品を見抜くのに役立つ「SD Insight」

アプリ名:SD Insight
バージョン:
金額:無料(2016年11月11日時点)
カテゴリ:ツール
開発:HumanLogic
使用端末:Sony Xperia Z3 Compact
おすすめ度:★★★★☆

 「SD Insight」は、メモリカードのベンダーやモデル番号、製造年月といった製造情報を表示できるアプリだ。パッケージを紛失したメモリカードの詳細な情報を得る目的のほか、正規品と偽って流通している非正規品のメモリカードを判別するのにも重宝する。

  使い方は簡単で、端末にメモリカードを装着した状態で、本アプリを起動するだけ。ベンダー、モデル名、サイズ(容量)、製造年月が表示されるので、この時点で購入時点の情報と実物とが一致しているか判断できる。相応の知名度があるベンダーの製品を購入したはずが、ロゴが表示されずに「INVALID」と表示された場合は、偽物の可能性が高いと考えてよい。

 また画面右上の目のマークをタップすると詳細画面に切り替わり、ベンダー固有のプロダクト名とそのリビジョン、さらにはシリアルナンバーも表示されるので、パッケージを紛失した場合などに、ベンダーのサポートに製品の情報を伝えるのに役立つ。このほか、詳細なパーティション情報を表示することも可能だ。

 このほかメモリカード以外に、内蔵ストレージについての詳細を表示することもできる。方法は、プルダウンから「MMC Card」を選択するだけだ。同様に、通信系のカードの詳細を知りたければ「SDIO Card」を選択すればよい。後者についてはストレージ領域を持たないため容量表示は無視され、ベンダー名のみが表示される。

 機能としては以上がほぼすべてで、ベンチマークなどの機能もなく、単に情報を表示するだけのアプリだが、単機能ゆえに使いやすく、またサイズも軽量なのでインストールしておいても邪魔にならない。表示された情報をコピー&ペーストできるのがホーム画面のみで、詳細画面の情報はコピペできないのがややネックだが、本アプリはPro版のリリース予定があるとのことで、そこでサポートされる可能性はありそうだ。

 メモリカードは、転送速度や寿命などで問題を抱える偽物が、正規品と偽って流通していることも多いが、外見では判別がつかないことから、何かおかしいと気づいた頃には、すでに使用開始から時間が経っていることもしばしばだ。新しくメモリカードを購入した際、まず本アプリでチェックする習慣をつけておけば、万一の場合も購入元に返品交換を求めるなど、早期の対応が可能になることだろう。

  • メニューボタンをタップするとさらに詳細な情報が表示される。プロダクト名やシリアルナンバーは、パッケージを紛失した際に製造元のサポートを受けるのに重宝するだろう

  • ストレージ領域の詳細なパーティション情報を表示することも可能

  • プルダウンメニューから選択することで、内蔵ストレージや通信系カードについても情報を表示できる

>>「SD Insight」のダウンロードはこちらから

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]