中国で現地時間10月28日、「Amazon Prime」サービスが正式にスタートした。Amazon.cnドメインのウェブサイトを通じ、年会費388人民元(約6000円)で、米国発送および国内製品の対象アイテムを無制限の無料配達で提供する。2017年2月28日までは、188元(約2900円)で申し込める。
AmazonはPrimeサービスの対象国を徐々に拡大しており、2016年7月に立ち上げたインドに続き、中国は12番目となる。両国は、Amazonが成長を維持するための大きな可能性をもたらすが、それは同社が、実店舗に代わってオンラインショップを利用する顧客が今後さらに増えると確信しているからだ。Amazonは地元のEコマース企業AlibabaおよびJD.comとの競合に苦戦しており、今のところ中国での存在感は薄い。一方でインドには、直近の収益を引き下げるほど多額の投資を行ってきた。
中国の利用者は、米国のAmazonが取りそろえる400万点以上の商品を、購入額が200人民元(約3100円)以上であれば送料無料で購入できる。商品は中国の82の都市に5~9日で配達される予定だ。また現地の900万点以上の商品は、最小発注単位の制限なく購入できる。
Amazonはまた、書籍のようなアイテムの販売で規制に直面することになるだろう。というのも、中国は外国メディアに対して厳しい規則を課しているからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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