LINE、法人向けコミュニケーション市場に参入--“兄弟会社”のワークスモバイルと提携

 LINEは10月19日、ワークスモバイルジャパンと事業提携契約し、法人向けコミュニケーション市場へ参入すると発表した。今回の提携により、「LINE」と「Works Mobile」を組み合わせた法人向けコミュニケーションツールを2017年春に日本国内で展開する予定。


Works Mobile

 ワークスモバイルは、法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」を2016年1月より提供。LINEを踏襲したUIやスタンプ機能に加え、ビジネスチャット機能、掲示板機能、組織階層型アドレス帳のほか、連動したメール、予定表、ファイル共有機能を備えている。また、管理者機能やリモートワイプ、ログ取得を始めとしたセキュリティ機能など、法人利用に必要な機能も搭載する。

 LINEとワークスモバイルは直接の資本関係はないものの、どちらも親会社がNAVER Corporationであり兄弟会社の関係にある。LINE広報担当者によると、これまでは、LINEのUIやスタンプをWorks Mobile上で使えるようにするなど間接的な協力関係だったが、今回の提携でよりシナジーを発揮した連携が可能になるとしている。

 また、LINEには、法人用途に必要な管理機能やセキュリティ面を担保した「ビジネス版LINE」を求める声が数多くあったという。スマートフォンの登場により、ビジネスのコミュニケーションがメールやグループウェアからメッセンジャーアプリに移っていく流れもあり、両社の力を合わせ、ビジネスコミュニケーションに取り組むとしている。

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