スターティアラボ、動画制作会社と依頼したい企業を“事例”でつなぐ「MoviePrint」

 スターティアラボは10月19日、動画制作を依頼したい企業と映像制作会社を“事例”でつなげるマッチングサイト「MoviePrint(ムービープリント)」を公開した。

「MoviePrint」
「MoviePrint」

 MoviePrintでは、映像制作会社へ相談・見積依頼をする前に、無料で各映像制作会社の動画事例を閲覧できることが特徴。これにより、制作したい動画のイメージを具体化させ、予算感や制作期間、必要になる素材をあらかじめ把握できるという。また、広告代理店やクラウドソーシングへの依頼とは違い、直接、映像制作会社とやり取りできるため、仲介手数料などのコストを削減できるとしている。

 映像制作会社も、見積依頼の段階で、依頼企業が制作したい動画のイメージや行程を認識できるため、ヒヤリングのやり取りの時間や認識のズレを軽減して進行できるとしている。さらに、過去に制作した動画や、打ち出したい動画を広告課金制で掲載できるため、自社の宣伝としても利用できるとしている。

MoviePrint ビジネスモデル
MoviePrintのビジネスモデル

 同社によると昨今、広告や社内研修、営業ツールなど動画の活用の幅は広がっており、映像制作会社やクラウドソーシングを活用した映像クリエーターのニーズは高まっているという。その一方で、動画制作を依頼する中小企業側は、動画の使用目的は明確であっても、思い描く制作動画のイメージを表現することが難しく、予算や制作期間が分かる指標も定かではないため、制作依頼や認識を合わせることに手間と時間がかかっていたと説明。MoviePrintによってこうした課題を解決したいとしている。

 また、同社が提供するAR制作ソフト「COCOAR」を導入した企業で、「AR制作ソフトを導入したものの、ARコンテンツとして使用する動画の制作が難しい」といった悩みに対して、MoviePrintを利用し、動画事例を参考に映像制作会社とのマッチングを促す働きかけもしていくという。

 スターティアラボでは今後、広告価値を高めるために検索機能を拡充するほか、動画素材のファイル共有機能なども提供する予定。今期は、動画制作を依頼する企業の登録3000社、映像制作会社300社、月間の見積件数300件を目指す。

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