クラウド型マニュアル作成・共有ツール「Teachme Biz」を提供するスタディストは10月12日、Teachme Bizで作成したマニュアルの翻訳を発注できる機能「ダイレクト翻訳」をリリースしたと発表した。
多くの翻訳実績を持つアーキ・ヴォイスとGengoの2社と協業し、Teachme Bizで作成したマニュアルであれば、翻訳の自動見積、発注、納品、検収までのすべてをサービス内で完結可能。これにより、翻訳会社の選定、都度の契約、元のファイルの送付、納品後のレイアウト調整や転記などの作業が不要になり、マニュアルの多言語化をスムーズに実現できるとしている。
アーキ・ヴォイスは、2002年京都で外国語スクールとして創業し、国内では京都・大阪・東京、海外では中国・タイ・ベトナム・香港で、翻訳・通訳手配、人材派遣などの事業を開始した。これまで5000社以上と取引し、100言語対応のさまざまな翻訳を手がけてきたという。Gengoは、高品質な人力翻訳を、ウェブまたはAPIからオンデマンドで簡単に注文できるクラウド型の翻訳サービス。世界中に約2万人以上の翻訳者が登録しており、現在は37カ国語の翻訳に対応している。
ダイレクト翻訳では、翻訳品質を重視した「ハイクオリティプラン」(アーキヴォイス)と、コストとスピードを重視した「ハイスピードプラン」(Gengo)の2つのプランから、用途に応じて選択可能。また、現時点で12の言語に対応しているほか(ハイクオリティプランにて、日本語からの場合)、翻訳は機械翻訳ではなくすべて人力で行われるため、専門用語を含む場合なども、臨機応変に対応できるという。
同機能は、Teachme Bizのユーザーであれば、利用規約に同意するだけで、すぐに利用を開始できる。スタディストでは、外国人労働者の受入や、海外進出をスムーズにするために欠かせないツールとして、介護などを始めとした今後外国人労働者の増加が予想される業界での利用を見込んでいるという。
なお、同社は10月3日に、登録した動画の中の任意の箇所を静止させ、矢印や囲み線などのマークやコメントを入れることで、ポイントを強調できる動画へのマーキング機能をTeachme Bizに追加している。
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