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iPhone 10周年への期待と振り返り--Appleニュース一気読み

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 9月27日~10月3日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

注目が集まる次期iPhone--10年の節目へ

 iPhone 7シリーズを発売したばかりのAppleだが、すでに次期モデルの開発が進んでいるとの情報をBusiness Insiderが報じた。1年以上前から開発が始まっているのは何ら不思議ではないが、10年目の節目ということで、その動向に注目が集まっている。

アップル、すでに「iPhone 8」のハードウェアを開発中か
アップル、すでに「iPhone 8」のハードウェアを開発中か

 iPhoneのオリジナルモデルは2007年に米国で発売された。当時、マルチタッチディスプレイという画期的な形態をとりながら、2G通信や弱いカメラ性能など、Apple初の携帯電話が、同社の存在を大きく変えることを想起させることはできなかった。背面のデザインは、無線通信のためのプラスティックとメタル素材のツートーンだった。

 2008年にiPhone 3Gを発売してApp Storeを導入。その後、モバイルアプリのエコシステムによって、Appleの業界での優位性を確固たるものへと変えた。2009年にはiPhone 3GSをリリースし、この時から、2年サイクルでデザインを刷新していくペースを続けることになった。背面は陶器のように成功に作られたプラスティックで、ホワイトとブラックが用意された。

 2010年のiPhone 4、iPhone 4Sのファンは多い。全面のディスプレイをカバーするガラスに加え、背面もガラスだ、「完璧なデザイン」と評価も高い。一方で、デバイスのエッジにメタル素材を使ったアンテナにしたことで、電波の受信状態が悪くなる「アンテナゲート問題」を引き起こしたデバイスでもあった。音声アシスタントSiriを搭載したiPhone 4S発売の2011年秋、Appleの共同創業者でCEOだったSteve Jobs氏が亡くなり、Tim Cook氏率いる体制へと移行している。

禁断の扉を開けた2012年のiPhone

 2012年、Appleは禁断の箱を開けた。iPhone 5は、それまで保ってきた3.5インチというスクリーンサイズを4インチへと拡大させた。当時のAndroidスマートフォンと比較すればまだ小さいものの、LTEへの対応など目に見える進化があった。iPhone 5からは、背面もアルミニウムとなり、iPhone 4Sの面影として、上下にガラスのパネルが配置された。2013年発売のiPhone 5sには、Touch IDが採用されてた。また、2016年3月発売のiPhone SEは、iPhone 5sのデザインをそのまま利用している。

 2014年のiPhone 6は、iPhoneのセールスピークを作り出す製品となった。2012年に続いて、4インチから4.7インチ・5.5 インチへとさらにディスプレイを拡大させ、中国市場への本格的な参入も相まって、2015年第1四半期には7500万台近くの販売を達成した。2016年第1四半期に若干の更新をして以降は、前年同期比割れが続いており、中期的なトレンドとなる可能性が高い。

 2015年にはiPhone 6sをリリースし、2016年はデザインを引き続き踏襲したiPhone 7シリーズをリリースした。同じデザインを3シリーズで利用している現在から考えると、多くの人が期待している通り、iPhone 10周年となる2017年モデルで、新たなデザインに変わるのではないかと予想できる。現在のアルミニウムのケースの「次」も考えられるし、ディスプレイやカメラなど、より多くの「基本的なパーツ」が新たなものへと刷新されるだろう。

 AppleはApple Watchで、素材をデザインに活用するパターンを試してきた。カラーリングされたアルミニウムを基本に、iPhone 7では磨を加えたジェットブラックを用意した。また、Apple Watchには2色のステンレススチールが用意されており、Apple Watch Editionでは、過去に18金ゴールド、現在はセラミック素材を用いている。

Apple、新拠点を続々と開設

 Appleは現在は、カリフォルニア州クパティーノ市に、宇宙線と呼ばれる1万人以上を収容する巨大な新社屋を建設中だ。広大な敷地にドーナツ状のビルを建て、屋上は巨大なソーラー発電所も兼ねる。

 また、日本でも、神奈川県横浜市の再開発地に開発拠点を設けることがわかっている。日本では、パーツの調達や素材や加工の開発など、Appleがこれまで頼ってきた日本の技術の他、医療分野などにも貢献すると考えられる。なお、ここ最近、日本市場では、引き続きiPhoneの好調さが目立ち、Appleにとって、唯一の成長市場となっている。

 このほかにも、中国では500人規模の従業員を収容する研究センターが開設される予定で、ハードウェアと通信、オーディオ、ビデオなどの高度な技術開発の拠点となるようだ。Appleはデバイスの多くを中国で生産しており、またAppleにとって世界第2の消費国でもある。

 面白いのは英国での活動だ。Appleは英国本社を2021年にバタシー発電所跡地に移転させることを明らかにした。この地は、ピンク・フロイドのアルバムやさまざまな映画のロケ地としても有名な場所で、現在再開発が行われている。英国は国民投票でEU離脱を決めており、そのEUからAppleは、アイルランドでの追徴課税を指摘されている。EU離脱には今後も一波乱ありそうだが、英国がEUとは異なる税金や規制緩和を大胆に行っていくことになると、Appleを皮切りとして、欧州での企業の活動が英国に集まる可能性も期待されている。

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