セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズは10月4日、全自動衣類折り畳み機「/laundroid 1(ランドロイドワン)」を2017年3月に予約販売を開始すると発表した。
ランドロイドは、2015年の10月に発表された新商品。セブン・ドリーマーズとパナソニック、大和ハウス工業の3社で共同開発しており、4月には3社の合弁会社「セブン・ドリーマーズ・ランドロイド」を立ち上げた。
何の洗濯物なのか認識する「画像解析技術」と、折りたたむ部分の「ロボティクス技術」に「人工知能(AI)」を掛けあわせることで、全自動化する仕組み。シャツ類、ズボン類、スカート類、タオル類の4つを認識でき、複数枚を投入ボックスに入れると、1枚ずつ畳んで上段に収納する。現時点で1枚につきかかる時間は5〜10分程度だ。
畳んだ洗濯物は「アイテム別」「家族別」に分けられる「仕分けモード」 を搭載。家族別に仕分けする際は、導入時にすべての衣類を登録する必要がある。
千葉の幕張メッセで開催している「CEATEC JAPAN 2016」の会場内ではプロトタイプを展示しており、実際に畳むデモンストレーションも実施。サイズは高さ2100mm×幅870mm×奥行き800mm程度だが、3月に予約販売する/laundroid 1では、より小型化を目指す。
価格については現在検討中としたが、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ代表取締役の阪根信一氏は「将来的に20万円以下にしていきたい」コメントしている。
セブン・ドリーマーズでは、3月の予約販売を前に「worldwide laundroid innovation platform(WLIP 2016)」をスタートする。これは、ランドロイドの開発に関わり、共同プロジェクトを推進するプラットフォームで、同日から先着100名を限定で募集する。プロジェクトメンバーになると、開発に関わる「ランドロイド・ラボ」へのパスポートが入手できるほか、プロジェクトメンバー用のランドロイド「ランドロイド ゼロ」が1台提供されるとのこと。詳細はランドロイドのホームページに記載されている。
3月の予約販売開始時に、販売価格などの詳細は発表する予定。今後は2018年に介護福祉施設、病院向けモデルを発売するほか、2019年に洗濯乾燥機と折りたたみ機を一体化したオールインワンモデル、2020年にホームビルトインタイプを発売していく予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」