パナソニックは9月27日、ホームセーフティ製品群として、スマートフォンと連携して自宅のドアホンの応対ができるテレビドアホン「外でもドアホン」と「スマ@ホーム システム」の新製品を発表した。
パナソニックでは2015年に、ホームユニットを中心に、屋内外のカメラ、人感センサ、開閉センサなどのホームセーフティ製品を発表。スマートフォンと連携できる防犯と見守りシステムを整えた。
外でもドアホンは、カメラ玄関子機、モニタ親機の基本システム「テレビドアホン VL-SVH705KS(露出/埋込両用型)/SVH705KL(露出型)」に、ワイヤレスモニタ子機を組み合わせた「ワイヤレスモニター付テレビドアホン VL-SWH705KS(露出/埋込両用型)/SWH705KL(露出型)」、屋外ワイヤレスカメラを付属する「ワイヤレスカメラ付テレビドアホン VL-SVH705KSC(露出/埋込両用型)/SVH705KLC(露出型)」をラインアップする。
モニタ親機をインターネットに接続し、スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、外出先でも来訪者の応対ができる仕組み。モニタ親機には、ホームユニット機能を搭載することで、スマ@ホーム システムの各機器と連携ができる。
カメラが撮影した映像は「H.264デジタルクリア信号処理」により、デジタル伝送するほか、モニタ親機のSDカードで1件につき30秒間の録画が可能。高精細で見やすい動画を提供する。
(モニタ親機、ワイヤレスモニタ子機、カメラ玄関子機)
(モニタ親機、カメラ玄関子機)
(モニタ親機、カメラ玄関子機、センサライト付屋外ワイヤレスカメラ)
スマ@ホームシステムは、「おはなしカメラ KX-HC500-W」、「屋外バッテリーカメラ KX-HC300S-H」、LEDセンサーライト「KX-HA100S-H」、「お知らせチャイム KX-HA200-W」をラインアップした。
おはなしカメラは、スマートフォンと組み合わせることで、宅内を見守れるほか、カメラ側からスマートフォンの呼び出しができる機能を搭載。3つのダイヤルを記憶できるダイレクトボタンを用意し、ワンタッチでスマートフォンを呼び出せるため、携帯電話などをもたない子どもでも簡単に通話ができる。
このほか、屋外バッテリーカメラは、充電池「エボルタ」ハイエンドモデルを8本満充電にして使用すれば、約6カ月の使用が可能。LEDセンサーライトやお知らせチャイムはスマ@ホームシステムのカメラやセンサ機器と連動ができる。
パナソニック役員アプライアンス社副社長 コンシューマーマーケティング ジャパン本部本部長の河野明氏は「2015年に『スマ@ホームシステム』を立ち上げ、お客様のニーズを満たすIoT製品として提供できた。主な購入者層は30~50代の子育て、両親が気になる世代で、女性が6割以上を占める結果となった。そうした見守りのニーズに加え、今回は外出先からの応対が出来る新機能を追加。これにより宅配便の再配達を依頼する手間が省けるものと期待する。ドアホンの活用によって悩みを解決できると考えた」と開発の背景を話す。
ドアホンは、住宅の着工数に販売が左右されると思われがちだが、買い換え需要などにより、総需要は増加傾向にあるとのこと。パナソニックでは、外でもドアホンの登場で、新たなステージへと進化していく。
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