UPSは米国時間9月23日、到達困難な場所への緊急輸送にドローンを使うテストを開始したと発表した。
UPSとドローンメーカーのCyPhy Worksは先週、マサチューセッツ州ビバリーを起点に、大西洋沿岸から約5km離れた島までの試験的配達を行った。両社は、安全な電池駆動のドローンを使って、島にいる子どもにぜんそく用吸入器を届けることに成功したと発表した。このドローンは自律的に飛行し、訓練をほとんど必要としないという。
UPSのグローバルエンジニアリングおよび持続可能性担当シニアバイスプレジデントのMark Wallace氏は報道資料の中で、「このようなテストは、将来の顧客サービスと緊急物資の配達をつなぐ取り組みを明らかにするものだ」と述べた。
CyPhyの創業者で最高技術責任者(CTO)を務めるHelen Greiner氏は、「ドローン技術をこのようなかたちで利用すれば、到達困難な場所に製品やサービスを届けて、生活を救援できる」と述べた。
UPSはすでに、倉庫で在庫や高い棚のスペースをチェックするのにドローンを試験運用している。同社は、ドローンを活用して世界各地の遠隔地に人道支援物資を送ることも検討していると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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