ウェブ閲覧時のプライバシーを重視する人にとって、仮想プライベートネットワーク(VPN)を使って自分のウェブ閲覧傾向を覗かれないようにすることは必須だ。
ほとんどの場合、VPNを使用するには、サブスクリプション料金や追加ソフトウェアのPCへのインストールが必要だが、「Opera」の安定版デスクトップブラウザバージョンへの最新アップデートで、無料のVPN機能が追加され、ボタンをクリックするだけで有効化できるようになった。
Operaの子会社であるSurfEasyが提供するこのVPNは、256ビットのAES方式で暗号化された接続を使用する。ユーザーの閲覧履歴が記録されることはない。ユーザーはサーバの場所をカナダ、ドイツ、オランダ、シンガポール、米国の5カ所から選ぶこともできるし、ブラウザに最適なサーバを選択してもらうこともできる。
同社は「iOS」および「Android」向けのモバイルVPNサービスも既に提供している。
アップデートされたOperaのほかの新機能には、「Chromecast」のサポート、電源に接続されていないノートPCで自動的にバッテリを節約する機能、ニュースリーダー機能でのRSSフィードのサポートが含まれる。
Operaによると、このVPNはHD動画(1280×720ピクセル)を視聴できるだけの通信速度を提供するが、VPNサーバとユーザーの位置関係によって速度は変化するという。また、ほとんどの動画サイトにはアダプティブストリーミングプロトコルが組み込まれているので、通信速度はネットワークの状況によっても変化するという。
アップデートされたOperaブラウザは公式サイトからダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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