写真好きの人たちにとって良い知らせが届いた。Adobe Systemsが、比較的新しいモデルの「iPhone」や「iPad」ユーザー向けに、さらに高レベルの品質の写真を扱える機能を新たに追加したのだ。
米国時間9月13日にリリースされた「iOS」向け「Adobe Photoshop Lightroom」バージョン2.5では、多くのプロ写真家が好んで使用するRAWフォーマット写真を撮影できる。RAWフォーマットの写真は、カメラのイメージセンサーから直接データが取得されるため、従来のJPEG画像より柔軟な編集が可能で、画質も高い。
Appleは、13日にリリースした「iOS 10」でRAWフォーマットの写真に初めて門戸を開いた。「Android」はすでに2年近く前からRAWフォーマットをサポートしているが、すべてのAndroid搭載モデルでこの機能を使えるわけではない。AndroidとiOSはどちらも、Adobeの「Digital Negative」(DNG)フォーマットを利用してRAWデータを保存している。
ただし、誰もがiOS向けのLightroomでRAWフォーマットの写真を撮影できるわけではない。最低でも12メガピクセルの画像を撮影できるカメラが必要になるため、対象となるのは2015年に発売された「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」、より小型の「iPhone SE」、9.7インチの「iPad Pro」、または米CNETが「フォトグラファー向けのためのスマートフォン」と評した「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」のみだ。
モバイルデバイス向けのLightroomは、アプリ自体は無料だが、デスクトップ版のLightroomと写真を同期したい場合は、月額9.99ドルのサブスクリプション料金を支払う必要がある(日本では月額980円)。
また、新しいLightroomは、9.7インチの「iPad Pro」や「iPhone 7」および「iPhone 7 Plus」で撮影可能な、「DCI-P3」と呼ばれるより広い色空間もサポートする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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