中国最上位の品質監視機関である国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)の介入を受けて、サムスン現地法人は現地時間9月14日より、1858台の「Galaxy Note7」スマートフォンのリコールを開始したことを発表した。それらはすべて、9月1日の発売前にサムスンの中国公式ウェブサイトで予約された端末だ。
14日に掲載されたAQSIQの発表によると、それら1858台のNote7はすべて新品の端末と無料交換されるという。正式発売後に中国で販売されたNote7スマートフォンがどのような扱いになるのかは、発表に書かれていない。ほかの小売業者によって販売された端末についての説明もない。
複数のNote7端末でバッテリが爆発したとの報告を受けて、サムスンは即座に10の市場で販売を停止したが、中国で販売されているNote7には別のサプライヤーの安全なバッテリが搭載されているとの理由で、中国での販売は継続された。中国は、サムスンが同スマートフォンのリコールを拒否した唯一の市場だ。
サムスンの中国市場に対する特別な扱いは、同スマートフォンの安全性についての懸念を和らげる要因にはなっていない。サムスンが中国に対してほかと異なる品質基準を採用した理由を消費者は考えるべきだ、と業界専門家のLiu Xingliang氏はSinaの記事で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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